【読書記録】「甘い記憶」 |
井上荒野、絵国香織、川上弘美、小手毬るい、野中柊、吉川トリコ ――読み終わってまず執筆人の落ち着いた様子にほっこりしました。今回一番好きだったのは、野中さんの『二度目の満月』。読んでいて「幸せのかけら」がテーマタイトルじゃないかと思うような暖かさがありました。
井上さんは、だらだら続けてしまう関係性にそろそろ区切りをつけようとする男の子の煮え切らない様子が、まさにそれだなぁと。 川上さんは、うわさどおり食べ物がおいしそうでした。てんぷらにごはんに、だいこんおろしとすりおろし生姜〜♪ 小手毬さんは、今回のアンソロジーではドラマチックな展開が印象的。 吉川さんは、女R-18の第三回受賞者さんなのですねーと思いながら。
それぞれになんとなくほっとする。NO.66■p185/新潮社/08/08
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2008年11月18日(火)
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