日々是迷々之記
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2001年09月05日(水) 天使

昨日NHK教育で録画した、中島らも氏のインタビュー番組を見た。

らも氏の動くのを見たのは本当に久しぶりだったが、彼の話す姿、話の内容はとても衝撃的だった。かいつまんでは著書から知っていたが、実際に本人の口から聞くと、印象が違う。

いろいろな思いがあるが、いちばん心に残ったのは、天使についてのくだりだった。

「天使がね、毎日なにかしら現れるんですよ。キオスクのおばちゃんやったり、電車でとなりあわせたおっちゃんだったり、いろいろなんですがね。そこで何か救われるような気持ちになって、『また明日』って思うようになったんですわ。」

『また明日』は文脈から察すると『また明日も大丈夫や』って感じだと思う。そういう毎日の積み重ねが生きているのもいいなぁとらも氏に感じさせたのだろう。

私自身は誰かにとって天使であったことがあるのだろうか?そして、私にとっての天使はいたのか?前者の答えはわからないが、後者はYesだ。うちのだんなさんである。直接何かを助けたり励ましたりするようなキャラではないが、知り合う前の私と、今の私を比べれば、何となく天使の仕業が見えてくる。

天使の気配を感じて、マイナス思考はどこかに吹っ飛んでいってしまった。

いつか私も誰かの天使役を務めることができればすごいなぁと思う。

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とここまで書いてみて読み返すと何だかしんみり気味である。最近涼しいせいか、ど〜んとやるぜ!って感じになれなくなっている。その影響か?アウトドアで生きる人間は、秋に5月病になるのかもしれない。(秋に5月ってのもアレだけど。)


nao-zo |MAIL

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