日々是迷々之記
目次


2001年09月12日(水) 実験料理道場

日々の食事をどうするか?というのは生き物全ての課題だと思う。大げさかもしれないが、一人で食事をまかなうようになってから痛切にその事実をかんじてしまう。簡単にいうと、「料理がニガテ」なのだ。

弁解するわけではないが出来ないのではない。中学校の頃から家の食事は私が作っていたし、学生時代も一人暮らしだったので、「エバラすき焼きのタレ」がなくても肉じゃがくらいは作れるのだ。(しかしあのコマーシャルあそこまで突き抜けておバカだとナイスですね。)

そういう人間が作る料理をここで書き記すことにした。今日のメニューはオムライスとサラダ。材料は豚バラ肉ちょっと、タマネギ半分、冷凍いんげん5本、ちりめんじゃこ、スライス干し椎茸、ヒヤゴハン、たまご、塩胡椒、ケチャップ。そしてサラダ用にキャベツ。

作り方はまずフライパンにぶつ切りの肉を投入。じーっと待っていると油が出てくるので出し切る。そこで肉をお皿に避難させ、フライパンの肉あぶらに、タマネギみじんぎり、冷凍インゲンみじん切り、ちりめんじゃこ適量をすかさず投入しじゃじゃっと混ぜる。適当に暖まったら、ヒヤゴハンをどすんと入れる。固まったまま入れるのでまさしくどすんだ。そこでなかなかごはんがほぐれずに往生するが、すかさず干し椎茸を戻し汁ごとじゃわっと入れる。そこら中が椎茸のかほりになるが気にせず、ごはんをほぐす。ひたすらほぐしてべちゃごはんが、何となく焼きめしみたいになってきたら、塩胡椒を投入。皿の肉も投入。だいたい味が決まったら、ケチャップでごはんに絵を描く。しゃもじでぐるぐるかき回したら、ラーメンのどんぶりを取り出し、ぎゅぎゅっとケチャップ炒めごはんを入れ、大きなお皿にひっくり返す。これで80%は出来たも同然だ。

ささっと、フライパンを洗い、火にかけ、バターをひとかけら。そこにすかさず、塩胡椒で調味した溶きタマゴをじゃじゃっと入れ、プレーンオムレツをなるべくドロドロに作る。あと、仕事は5%を残すのみ。

そのオムレツを先ほどのドーム型ごはんに乗っけて真ん中を包丁で切り目を入れ、さくさくっと箸でほぐすと包まないけどオムライスのできあがりだ。
(サラダはキャベツを刻んで横に置くだけです。)

味の方は、まず外食では食べられない味だった。マズイ訳ではない。何だか味が和風でなんとも言い難いのだ。今回は、鶏肉の代わりに豚肉、ピーマンの代わりにインゲン、マッシュルームの代わりに椎茸、という和風への代替行為がこういう味に導いたのだと思う。

今日の料理は75点。明日はどうなることやら。
(nao-zoのダンナさんって可哀想ってメール送らないでくださいね。)


nao-zo |MAIL

My追加