日々是迷々之記
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朝起きるとだんご虫のようになって眠っていた。外は曇り空。殺人的な日差しはどこかへ行ってしまったようだ。あー、何を着ようかなと思い、アロハシャツはとりあえず止めておいた。悩むほど服があるわけでもなく、適当に着て、自転車をマンションの下に下ろした。
走り出すと、風のにおいが、勢いが違う。何かやわらかく乾いた感じ。優しくシャツの袖から入って抜けて行く。病院についても、いつものように、額から汗がダラダラということもない。秋が来たことを実感した。
お気に入りのショップに秋物が並んでも、スーパーにまったけがあっても、いまいち実感できなかったが、自転車に乗ると、すぐ分かる。季節は五感に訴えてくるから。自転車がすごいと思うのはこういう瞬間だ。
明日からは三連休を利用して、カヌー&キャンプ。行き先はまだ決まっていない。走り出してから決めるのだ。天気の良さそうな方角に。
カヌーで感じる秋はどんなんだろう。今から楽しみだ。
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