日々是迷々之記
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2001年09月22日(土) |
さまようカヌー 和歌山編 |
金曜日の深夜に大阪を出発した。車はトヨタ・ビッツ、レンタカーだ。行き先は和歌山県潮岬。本州最南端の地だ。文字にはできないようなくだらなくてどうでもいいような会話をしつつ、南へ走る。深夜なのでびゅんびゅんに走る。
途中で雨が降り出し、ブルーになりかけたが、5時頃潮岬に着くと雨は上がっており、ほっと一安心。車の中で仮眠した。 荷物を半分外に出し、フルにリクライニングさせ、全ての窓を全開に。雨あがりの風が心地よく、寝入ってしまった。気が付くとお昼の12時だ。
「…風あるなぁ。」「そやなぁ。」 うちのカヌーは通称ダッキー、空気を入れて膨らますゴムボートに似ている。だから、直進性は皆無に等しく、風と波に任せることになってしまうのだ。しかも、潮岬は太平洋に面している。ここで、カヌーをだすのはいかにも無謀ということで、シーカヤッキングはあきらめて、リバーカヤッキングに切り替えることにした。目指すは、川湯温泉木魂の里キャンプ場。熊野川支流に位置するお気に入りの場所だ。ここから80キロほどのはず。いざ出発。
途中で買い出し、お昼を済ませ、目的地に着いたのは4時頃。でも、カヌーは降ろせそうになかった。鮎の解禁がまだ続いているらしく、釣り人が林立している。ここへ漕ぎ出したら、石を投げられるに違いない。とりあえずあきらめて、テントを張り、七輪に火をおこし、焼き肉の宴をはじめた。まだ、日は沈んでないが、ビールをぷしゅっと空ける。
「お疲れー」「なにもしてないけどね。(^_^;)」などといいつつ、ギネスビール、冷酒、Two dogs、焼酎、バーボンとアルコールの異種格闘技状態に、タン塩、センマイ、上バラの焼き肉トリオ一キロ攻撃でその晩は撃沈してしまった。
明日こそカヌーなのだ!と強く思いつつも、ずぶどろのネムリに吸い込まれていった。
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