日々是迷々之記
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2001年10月07日(日) あくびだらけの一日

7時 50分にバシッと目が覚め、コッペパンとバナナの朝食をとる。

音楽を聴きながらうとうとしていたら、朝の点滴タイムだ。2本の点滴をやる間も音楽を聴いていると、あくびがぼわわんと出てくる。気がつくと点滴はとっくに終っていた。

抜いてもらって一息つくと、お昼ご飯が運ばれてきた。チキンの照焼とおひたし、ごはんとおみそしるだ。何もしてなくてもきっちりお腹が減るのはフシギフシギ。

食後はあまりにも頭がカユイので洗髪を決行した。傷口から繋がる血を受け止めるビンを入れたポシェット風かばん(ドレン)を首から下げ、コンビニ袋にシャンプーを入れ右手に持ち、肩にタオルをかけ、松葉杖で湯沸室へ。抜糸をしていないのでシャワーはできないのだ。湯沸器ででも洗髪は気持ちいい。

ベッドで髪の毛を拭いていたら隣のベッドのOさん69歳が話し掛けて来られた。「お向かいさんが退院しはってほっとしましたわ。」今朝退院したNさん推定25歳のことを言っておられるのだ。「あのこは私のいびきがうるさい言うてみたり、、」要はウマがあわなかったということのようだ。大部屋ではこういうことがよくある。あの人の見舞客がうるさい、夜中に車いすで移動するのはやめてくれ、等など。みんな自由じゃないから苛立っているのだ。

大人だろ、っておもうけれど、私も同じように苛立ち人にあたったことがあるのでよく分かるのも事実だ。経験から言うと、本人に言わずに看護婦さんにぼやくといいようだ。慣れたもので、「最近ようイビキかいてるけど、しんどいんかぁ。」って感じで相手に伝えてくれる。それで必ずしも改善されるわけではないけれど、伝わればそこから先は相手の人間性の問題だと思う。

こんな感じでねぼけた1日は過ぎてゆき、「世界遺産」のカナディアンロッキーを見てから休んだ。むむ、今日もなんだか日記っぽいぞ。


nao-zo |MAIL

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