日々是迷々之記
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目が覚めると、昨日とは大違いの青空が広がっていた。早速洗濯機を回し、掃除をする。喉のつまりが続くので今日は内科に行くことにした。いつも行くM病院だ。
胸に聴診器を当ててみるとさほど音はしないので、気管支炎というほどでもなく、風邪という診断だった。もらった薬は痰を出やすくする薬で非常に良く効いている。診察が300円、薬が600円、ならとても安い。
気分が良くなってきたのでちょっとお買い物に行く。お気に入りのショップで洋服を物色。たまたまちょうどいいサイズのものが安くなっていたので買う。手触りがいいから気に入ってしまった。
明るいうちにバスに乗り家に帰った。しかし、ココロ晴ればれでいることができたのはここまでだった。実家の母親が私と連絡を取りたがっているとの旨が妹から知らされた。私はいろいろあって、去年の春頃から関係を絶っている。妹もそのいきさつを知ってか、知らずか、「どうしよう?」と尋ねてくれている。適当にあしらってもらって、電話番号やメールアドレスは伝えないでおいてもらった。
しかし、数時間後、友人から同じような内容のメールをもらった。母親は、私の友人をひとりひとりあたっているらしい。理由は「夢で出てきて、心配だから。」私はその言葉を聞いて、本当にそう思っているとは素直に思えなかった。それほどに私の心の中の溝は深い。
その友人にも、妹と同じように告げた。電話番号やメールアドレスはくれぐれも伝えないようにと書き添えて。
私には母親の行動が読めない。今までも分からなかったし、これから先も分かることはないだろう。一年前には恐怖を感じ、第三者の相談機関に相談をしに行ったこともある。行動の差し止めなどは可能だが、民事の判決なので強制力はないとのこと。その時の失意は記憶に新しい。親子ならどれだけ傷つけてもいいのだ。
それから私は夜が怖くなってしまった。夜中に電話が鳴り、繰り言を言う。そして、出来もしない虚言を繰り返す。同意しない私を変わってしまったとなじる。そして誹謗中傷のメール攻撃。ダンナさんのアドレスにまで送りつける始末だった。結局私は家の電話番号を変え、携帯電話を解約し、プロバイダーを変えた。6ヶ月後の胃カメラ検診では丁度治癒したばかりの潰瘍が4つ見つかった。はっきりと原因が分かってはいないが。
そして、一年半経って、今また同じことが起きるのかもしれない。まだわからないけれど。しかし、ひとつ言えるのは、あのころより私は意志の力が強くなった。押しつけることで人を変えることは出来ないと悟っている。うわべの言葉で人の心を動かすことも出来ない。もう、涙を流すことはないだろう。
これから何か起こったら、この日記に綴っていこうと思う。今まで私を支えてくれた人たちが引いてしまうのではないかという危惧感はあるが、綴ることが私自身の癒しであることを分かってもらえれば嬉しいです。
#もしこの件がカタついたら、告白の手記でも書こうかなぁと思ったりもする。「プラトニック・○ックス」みたいに。誰か出版して下さい。(爆)
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