日々是迷々之記
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2001年11月08日(木) 他力的ヒキコモリ

ウ〜、カンカンカン!台所でカレーの食べ残しをお昼ゴハンにとぬくめているとサイレンが鳴り響いてきた。何台も何台も来るのでハテハテと思い、ベランダに出てみるとなんと片側の車線が消防署関係の車両で埋め尽くされている。

しかも、ハシゴ車はでかく、うちのベランダの真っ正面にいるではないか。ひょえっと思いつつ、ベランダから真上を見上げると、上の方から煙が出ている。火事なのだ。しかし、煙はうすく、ボヤだと思いつつ、眼下の消防士さんのようすを眺めていた。話からすると11階のようだ。

だんだん野次馬が集まり、路上駐車しているクルマがジャマになってきて、お巡りさんが登場。にわかに騒がしくなってきた。大きなハシゴ車で3人の消防士さんがするすると上に登り消火活動をする。映画「バックドラフト」のように大きな木槌などは持っていなかった。

するとだんだん、こげたようなニオイが。カレーは消したはずと思って反対側のベランダに回ると、びっくり、外は煙で真っ白けだったのだ。
うちはB棟で、道路に面している方と反対側にA棟がある。そのA棟との間は煙が充満していたのだ。しかも化学物質が燃えているのか、やたらと煙くてクサイ。窓は閉めておいた。

一時間ほどして、消火活動も終わり、ハシゴ車は帰ってゆき、数台の消防関係の車が残っている。しかし、近隣の人々が噂を聞きつけて野次馬にやってくる。どうも外に出る気がしないので、マックのバックアップ作業をすることにした。

そして、夕方になり日が暮れたころ、管理人さんがやってきた。家の中の電気、ガス、水道がちゃんと使えるかどうか確かめて欲しいとのこと。ふむふむと確認すると全部大丈夫だった。聞くと、上の方の階では一部だめなところがあるようだ。

その晩、ダンナさんに電話で今日の出来事を話すとそれはパイプシャフトが燃えてるで〜とのこと。ついでに共用部分まで焼いたのならそれはボヤではなく立派な火事だということだ。そういえば赤いヘリコプターもバラバラと飛んでいたっけ。

数メートル上では火事なのに、私はカレーを食べたり、マックで作業をしたりしていたのだ。今になって思うがそれで良かったのだろうか?別に避難するほどのことでもなさそうだったのだが。

きっと明日には掲示板にお知らせでも貼ってあるだろう。
なんやかんやで今日は自転車はお休みしてしまった。
うむむ。


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