日々是迷々之記
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2001年11月23日(金) |
ひさしぶりのキャンプ |
明け方にダンナさんがレンタカーにパソコンを積んで帰ってきた。私の再就職に向けてウィンドウズを修得するべく、持ってきてくれたのだ。パソコンを降ろすと、仮眠をして、おにぎりを作り、再び滋賀へと出発する。
高速道路は駐車場かいなと思うほど混んでおり、術後初めての遠出で足がむくみまくっている。そうそうにサービスエリアで休憩をした。自分ではめっちゃ普通のつもりだが、ちょっと違ったことをするとてきめんに疲れてしまう。これで社会復帰できるのかは謎だ。
気を取り直してコーヒーを飲み出発。日が傾きだした琵琶湖はオレンジ色のような水色のような何とも言えない色だ。湖畔にテントサイトを設営して、買い出しに行く。今日のメニューはシシ鍋、ラムチョップの網焼き、シメサバ、中華のお総菜3点盛り。お酒はギネスビール、紹興酒、焼酎。
日が沈むと一気に吐く息は白くなり、常温のギネスビールが冷たく胃袋に流れ込んでいく。傍らでシシ肉を炊きつつ、シメサバをつつく。次は焼酎お湯割りにシフトし、ラムチョップを。何故かこの地方は、いろいろな肉類が充実している。他にも馬刺、鴨鍋セット、など定番で売っているようだった。
次に中華総菜をつまみつつ、紹興酒をお燗して飲む。これがさらさらと入ってくるので一気にボルテージが上がる。500mlは鍋にシフトするころには空になった。
メインディッシュのシシ鍋は圧巻だった。脂が甘くて軽く、肉も煮込んでもぱさつかない。白菜、春菊、椎茸を従えて、どかどかと胃袋に攻め入ってくる。
外の気温は氷点下になっているようで、タバコを吸うためにテントの入り口を開けると、寒さでふっと酔いが冷めてしまう。これではいけない!ということで焼酎をお燗し、シシ鍋に七味唐辛子を投入。テント内はアルコールが充満し、額にうっすらと汗をかきながら無言でシシ鍋と向き合う。
そして気が付くと、何故かきちんと寝袋に入って寝ているから不思議なものだ。「キャンプこびと」みたいなものがいて、よっぱらいが風邪をひかないように、えっさえっさと寝袋に入れてくれているような気がする。
やっぱりキャンプはいいよなぁと思いつつ、ネムリの世界にひっぱりこまれていった。
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