日々是迷々之記
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2001年12月04日(火) |
やっぱり自転車が好き |
目が覚めると空は誇らしげに「どうです、立派な青空でしょう。むふふふ!」と言っているかのような、キラキラした青空だった。私は根菜の煮物を温めつつ鮭を焼き、ご飯を食べつつ、「これは自転車に乗るしかないな。」と密かに考えていた。
実は先週の水曜日くらいに自転車がパンクしてしまい、スペアタイヤを使い切ってしまったのだ。今装着している分がパンクしたらもう乗ることは出来ない。なので地下鉄で通院していたのだ。
「パンクしたら歩いて帰ればいいか…。」素直にそう思わせるほど青空は魅力的だった。
身支度をして、手袋をはめ、自転車をマンションの下に降ろす。こぎ出すと、つめたい空気が胸に充満してゆく。ほんの5日くらいの間に景色は姿を変えていた。真っ黄色だった銀杏並木はその葉を落としはじめている。
病院に着くと混んでいたが、昨日よりはマシだった。マウンテンパーカーを脱いだが背中が汗ばんでいる。長椅子に腰掛けると、コットンのトレーナーを脱いで、ダンガリーシャツになった。それで丁度良いくらいだった。
リハビリ室に行くと、受付の横にちいさなクリスマスツリーがピカピカしていた。もうこんな時期なのだ。そういえば去年もこのツリーを見たなぁ。
涙が出るほど膝を曲げてもらい、病院を後にする。ちょっと遠回りをして隣町の商店街へ寄った。そして大きな本屋さんでWindows2000のマニュアル本を物色する。マルチユーザーの設定がどうしてもよくわからないのだ。しかし、お目当てのことが書いてあるようなマニュアル本は見つからなかった。
家に帰ると急に冷えてきたので、コタツにスイッチを入れた。先週からコタツ布団を出していたのだが、電源は入れずに使っていたのだ。やはり電気を入れると暖かい。コーヒーを飲みながら本を読んでいるといつのまにか寝てしまった。
いやはや、コタツ寝の季節到来なのだ。
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