日々是迷々之記
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2005年09月07日(水) よい人わるい人

今日はいつもよりちょっと早く家を出て会社に行った。台風だから、というのもあるが、何となくその方がいいような気がしたからだ。

会社に行くと、皆が心配をしていてくれた。例のAですら。この人はあんまり身の回りに不幸だとか、どうにもならない状況だとかがないみたいで、親が寝たきりで入院していると聞いただけで、衝撃を受けていた。

今回も母親が多少体調を崩して見舞っていたこと、書類をそろえたりその他していたと伝えると、普通に大変やなぁ、がんばりや、と励ましてくれた。

複雑である。悪い人ならそれらしく、同情なんかしないで欲しかった。そうしないと、その人のことを根本的に受け入れられない自分がものすごく心が狭いみたいではないか。

悪人なら悪人。善人なら善人。ずっとそれらしくしていて欲しい。そうしないと悪く思ったり、いい人だと思ったり、気持ちを持ち続けられない。もっとも、大人の対応なら何があろうといつも真ん中の態度を取っているべきなのだろうが。しかし、私はこれが苦手だ。嫌いな人に対しては気持ちが閉じてしまう。好意を持っている人に対しては、なるべくたくさん知ってもらえるように気持ちをオープンにする。何を33歳にもなって、と思うが、今のところこれしかできない。

まぁもうすぐこの職場を離れるし…と思い、その場で自分をコントロールするしかないのだろう。

今更ナンだが大人になりたいもんである。


nao-zo |MAIL

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