日々是迷々之記
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2005年09月13日(火) そして毎日は変わる

月曜日で会社を辞めた。月末までいてもよいかと思ったが、とても耐えられなかった。朝、目が覚めてもふとんから起きることができない。会社に行かなくてはならないという焦燥感の中、じりじりと横たわる。結局会社に体調が悪いと連絡をして半休を取ったりしていたのが先週後半。新しい仕事のオファーが派遣会社からあったので、当初の予定通り月曜日で辞めたのだった。

「あんたで3人目や。寂しくなるなぁ。」と一番古株の人は言っていた。例のAが来てから一年半。その前から来ていた人がやめ、次の人も辞め、そして私も辞めた。皆、例のAとそりが合わないと言って去っていったらしい。最初の人はパートさんだったが、例のAがパートから社員に変わった途端、上司風を吹かせ始め、それが鬱陶しくなって辞めたらしい。Aの取りそうな行動である。

今日、火曜日は目覚めが良かった。もうあそこに行かなくていい。それだけで気分が違う。洗濯をして、掃除をして、夕方から病院へ。メンタルクリニックの先生は静かに話を聞いてくれた。ただ、寝ている途中で起きてしまうのはあまり改善されていないので、薬を変えることになった。

その帰り道、新しい仕事の面接についての電話があった。職種は一番私の能力を生かせると思われる職種だが、業界がかなり特殊なので耐えられない人は耐えられないらしい。わたしは想像ができない世界だったが、とりあえず話は聞いてみようと思う。米国人技術者を新たに雇い入れる会社での、翻訳、通訳、その他もろもろとのこと。ただ、人の生死に関わる業界なのである。

とりあえず新しい仕事がありそうなのにはほっとした。あのAと机を並べてため息をつく日々はもうない。毎日は変わってゆくのだ。


nao-zo |MAIL

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