日々是迷々之記
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昼間は30度近くなるが、朝と晩はそれなりに涼しい大阪である。この時期にいつも思うのが、着る物がないなぁということである。半袖だと冷房の効いた建物に入ったときに寒いが、こんな時期に着るような長袖は2,3枚しかない。しょうがないのでそれをぐるぐるとっかえひっかえしている。
街を見渡してみるとファッションは確実に多様化している。この時期にウエスタンブーツにハンパ丈ジーンズ、腹出しキャミソールにダウンベスト(フェイクファーのもわもわ付き)みたいな女の子がうろうろしている。ブーツの中はむれむれで、おなかは冷え冷えで、首まわりは汗で毛皮がべちょべちょで気持ち悪くはないのだろうか?
人と待ち合わせていたので小一時間、街ゆく人を眺めていた。そこは専門学校がたくさんある地域なのでそれらの学生が多く歩いている。一言で言えば女子は妙な格好をしており、男子は貧乏くさくて汚い。まあ、ビンテージのジーンズなどがあるので、汚く見えても貧乏とは限らないのだろうが。ズレズレのジーンズがかかとの部分が踏みつけられて綿埃を巻き込み破れている様子はかなりアレだ。6人くらいの集団でみんな携帯電話をいじりながら、一つも会話をしていないのもブキミだし。
そんなことを考えていた。お洒落はむずかしい。私も痛くならない程度に心地の良い服を選んでいるが、結婚する前から持っている服なんかはかなり貧乏くさくなってきた。元々高い物じゃないので、使い込んでも味が出るわけではないのだ。
明らかな加齢による影響が見え隠れする。歳を取ったらそれなりのものを着なければいけないのかもしれない。ジーンズ、スニーカー、Tシャツでその上になんかはおるだけ、でいけるような自信を持ちたい物である。
とりあえず、背筋はぴんと張って歩こう。
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