日々是迷々之記
目次|前|次
2005年10月05日(水) |
役所の手続き・寝たきり老人編 |
雨の中、重い腰を上げて区役所に行って来た。というのも寝たきりで入院している母親の健康保険証が今月末で期限切れになってしまうからだ。通常、この手の郵便物は「転送不要」、「配達証明」などで送られるため、実際に住んでいないと受け取れないようになっている。母親宛の郵便物は我が家に転送をするよう郵便局で手続きをしているが、この手の重要書簡は受け取れないのである。
ということで役所で訊いてみたら、二つの方法があるとのことだった。一つ目は、病院に住民票を移す。すると自動的にその区の管轄で病院に郵便物が運ばれるとのことだった。が、病院側がそれを嫌がる場合が多いので最初に病院に相談しないといけないらしい。
二つ目は私の家に住民票を移す、という選択だ。これだと何の問題もないという。住民票の置いてある場所が一緒だと扶養家族になってしまうのでは?と訊いてみたらあくまで別の2つの世帯が存在するようにすればいいという。私の住んでいる区に転入届を出すときに世帯主を私の相方でなく、母親その人にすれば、一つ屋根の下、独立した二世帯があるようにできるという。
ついでに確定申告についても訊いてみた。母親に関しては今年確定申告をしていない。大体何の仕事で生計を立てていたのか、収入はいくらあったのかなどを知らないのでやりようがないのだ。すると、国民健康保険の納付額が標準額(けっこうな高額)になってしまい、往生した。結局役所に事情を話し、昨年度と同じくらいの額にしてもらったのだった。
で、来年の3月にする確定申告は、年金収入だけだったとしてもしなければならないらしい。ということは、追加で払わなければいけない場合もあるということである。先ほど年金給付予定額と、毎月病院に払っている金額を計算したら同じくらいだった。ことと次第によっては医療費の方が若干多いかも?くらいである。ということは、収入(年金)より支出(医療費)の方が多いわけで、そんな確定申告で通るのだろうか?
まだ起こっていないことを心配してもしょうがない。それは真理だが、わたしはこういう事柄がまったくわかってないので、微妙に不安だ。プラス母親のことをよく思っていないので、別世帯だとしても同じ屋根の下に住んでいるような扱いにしたくはないのだ。こんなことを書くと親不孝で地獄に堕ちるかもしれないが、医療費を支出することすら苦痛だ。金額うんぬんより、一人暮らしの年寄りなら自分で貯金しとけや、と思う。勝手に倒れて何考えてるんだか、と思ってしまう。
生きて落ちる地獄と死んで落ちる地獄。死んで落ちる地獄の方がまだましや、というのが私の考えである。
そんなこんなで明日は病院に住民票をどうするか相談してみようと思う。このへんはさっさと片づけたい。金曜日には次の仕事の面接が決まった。その面接の結果によっては、来週からはお気楽主婦ニートではなくなってしまう可能性があるからだ。
あれも仕事でこれも仕事なら、やりたいことで実りのあるほうの仕事に心が傾いてしまう。それは不遜なことかもしれないが。
|