日々是迷々之記
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2005年10月29日(土) おんなの旬

旬というものがやはりあるのではないかと思ってしまった。例の派遣の件だが、あれから電話があって、いろいろと確認された。「お子さんのご予定は?」とかまあそんな感じ。これは結婚していて子供がいないと割と尋ねられる。

正直に予定はありませんと答えるわけだが、この手の質問には疑問を感じる。派遣でしかも3ヶ月契約でその都度更新とかなのに、妊娠しようが、子供を産もうが勝手ではないか。長く働いて欲しいと思うのならちゃんと社員を雇えばいいと思うのだが、経費節減とかいろいろ勝手な事情があるのだろう。

それもあって今回の話はナシになった。女子は20代が中心の職場だから、というのが理由。気を遣ってくれてありがとうと言うべきなんだろうか。

前々から感じていたことだが、誰もが知っているような企業で営業のサポートみたいな仕事は、割と未婚の男性社員の嫁さん候補みたいな感じで採用されることがあるようだ。大企業になると女子社員が結婚退職などでいなくなると、後を派遣で補うわけだが、社内には高学歴で仕事の鬼みたいな男性がごろごろいる。残業も多いからおのずと出会いの機会も少なくなるわけで、それに対する福利厚生じゃないけど、そんな感じで女子の派遣を雇ったりするわけだ。

こういうパターンで社員と結婚した派遣の同僚は何人かいた。まぁ、女子の方も割とこれを狙って大企業ばかりを希望して派遣されてきている子もいたが。需要と供給がうまく合致しているということだろう。

しかしこれも20代、しかも前半が勝負のようだ。この歳になるとわかることだが、若さはものすごい武器になる。アホでも若さゆえの未熟さととらえてもらうことができ、そういうのが好きな男性もいる。それを知って、計算してそうしている女子もたくさん見てきた。

というようなことにごく最近気が付きはじめ、微妙に惜しかったなぁと思う。私は若さゆえの未熟さを非常に恥じていたので、何だかちょっと暗めの若者時代を送ってきた。もっとこう、明るく生きれば別の人生もあったのかもしれないと思ったりする。特に仕事に関しては。

年上でものびのびと生きている女性を見ると、私もああなりたいと思う。コートニーラブとか中村うさぎまで行くと行き過ぎだが(でも好きだけど)、西原理恵子、こぐれひでこさんなんか、いい生き方してはるなぁと思う。

こんなふうに生き方のことを考えると、女はちょっと損な気がする。いろんな局面で決断を迫られるし、男より要領が必要なかんじだ。もし私が男なら、とにかく体を鍛え、理論を身につけ、どんな局面でも動じない自信を身につけた人間になりたい。小さなことには動じず、堂々と生きたいもんである。

ってこれはうちの相方そのものではないか。(爆 私は自分の理想と結婚したようである。幸か不幸か。


nao-zo |MAIL

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