日々是迷々之記
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2005年12月14日(水) びんぼうかねもち

率直にそれらは何だろうと感じた。というのも、職場の女子(26歳)がかなり不思議な人だからだ。

女性が3人しかおらず、昼休みは自然と行動を共にすることになる。彼女は上司のとなりに座っているのだが、この上司(中川家弟似の独身男性で風呂が嫌いで毒舌系)のことがあまり好きでなく、というか、生理的に嫌なようなのだ。

「マジで私、10万円あったらこの仕事してないっすわ。つか、5万円持っててもしないっすね。借金だらけやからやるっすけど。」と昼休みに言っていた。うん、まーねと相づちを打ちながら私は複雑な気持ちになっていた。

というのは、彼女の服や持ち物が結構お金がかかっているからだ。ただのジャージみたいだが、アバクロだし、財布もブランド物、靴だって毎日違ったりする。私のようにフェリシモとユニクロで全身を固めている訳ではないのだ。

まぁ、お金のかけ方が違うと言えばそれまでなんだが。

その他にも、彼女は布団にカビが生えて捨てたので寒いとか、ガスは一ヶ月止められても一応大丈夫だけど、電気はキツイっすから夜中にチャリで払いに行きましたわ、とか、ああ、そう、とうなづきながらも私は驚いてしまう発言を連発する。

そんな彼女だが、別に悪い子ではないのだ。大塚愛を思いっきりくるくるパーにした感じでカワイイと言えばカワイイ。遅刻ぎりぎりに飛び込んでくるが、マスカラはばっちり、というタイプだ。別に嫌なんじゃないが、彼女といると自分の老いを思いきり感じてしまう。

「つか、今月で辞めますわ。」と彼女は言う。おいおい家賃とかは大丈夫なんかいな、と老婆心まるだしになってしまう私なのであった。私も能天気だが、そこまで貧乏だったらやっぱ働くしなぁ。うーん。


nao-zo |MAIL

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