日々是迷々之記
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2005年12月15日(木) 白いクリスマス

どっかの有線でこれが流れたとき、ああ、懐かしいなぁと思った。私が高校生の時、ジュンスカイウォーカーズというバンドが演奏していた曲だ。当時、私はいわゆるビートパンクというものに没頭していて、ライブハウスだの学園祭だのによく行っていた。

ブルーハーツ、アンジー、たま、えび、筋肉少女帯、ユニコーン、戸川純、ミンカパノピカ、ローザルクセンブルグ、ばちかぶり、INU、ゲルニカ。懐かしい名前ばかりだ。当時は大槻ケンヂ(モヨコ)がオールナイトニッポンのパーソナリティをやっていて、やおい同人本の朗読コーナーなどがあり、私は勉強しているふりをして、にやにやしながらヘッドフォンをずっとあてていた記憶がある。

「音楽は唯一、タイムマシーンと呼べるものだ。その曲を聴くだけでその時代に気持ちがトリップできるから。」というようなことを言ったのは藤井フミヤ氏。うまいことを言うなぁと思った。すっかり生活やつれして、左手に灯油缶、右手にスーパーの袋をぶら下げて、なりふり構わずマンションの階段をガニマタで上がるおばさん(私のことである)ですら、白いクリスマスを聴くと高校生の頃にトリップできるからだ。

余談だが、今、ラジオでかかっている白いクリスマスは175Rが演奏しているらしい。実は私、この175Rというものの読み方が分からなかった。最初は130Rと勘違いしていたくらいだ。へー、ほんこんと板尾が歌手デビューしたのかと。そんなわけはもちろんなくて、これは「ひゃくななじゅうごアール」ではなく「イナゴライダー」と読むと知ったときは衝撃的だった。

ともあれ、音楽はタイムマシーンだ。白いクリスマスに目をつけた175Rの人はなかなかやるなぁ。


nao-zo |MAIL

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