日々是迷々之記
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2006年01月18日(水) 仕事と人生と今

いきなり仕事の話がやってきた。3件は派遣。1件はバイト、これはこっちから申し込んだものだが。派遣の方は2件が今までお世話になっていたところからのオファー。いつものことだが条件が厳しい。

英検準1級以上。MSオフィス必須。英文ビジネスレポーティング経験必須。まあここまではどうにかクリア。が、最後の条件は外資企業での人事部所属経験必須だそうな。正直「そんなヤツでヒマな人なんているんだろーか。」と思ってしまった。担当者曰く、なおぞうさんは外資の企業での勤務経験ありなので、そこをプッシュしてみますとのことだった。まあ、なるようになるだろう。

もう一件は貿易事務。正直言ってあんまり気乗りはしない。貿易事務って結局営業のアシスタントというか雑務係みたいなもので残業は多いわ、それほど語学力を生かせるというものでもなく、無味乾燥な毎日が淡々と続く種類の仕事だ。

最後の一件は派遣会社のWEBサイトで見つけて志願した。大学の国際センターで留学生のサポートをやる仕事。これが一番興味がある。日常会話以上の語学力と、いろんなケースに柔軟に対応できる人が求められているとのこと。私はやるきマンマンでその会社の登録へ行った。

が、しかしこの派遣会社のコーディネータの女子が非常に感じが悪かった。目を合わせずにしゃべるし、何か人を小バカにしたような態度を取る。そのくせ、私がやってきた仕事について語ると、「で、退職理由は何ですか。」と話を遮る。派遣の退職理由って大体契約が更新されなかったくらいしか思いつかないのだが、「上司にセクハラされて嫌でケツまくりました。」とでも言って欲しいのだろうか。あんまり態度がでかいので、私は萎縮してしまい、最後はあんまりしゃべれなくて、ちょっとアホの子みたいになりさんざんな気持ちになった。普段なら、「黙れ小娘!」と怒り大爆発なのだが、精神的に弱モードなのでちょっとしたことが、静水に投げ込まれた小石の波紋のようにじょわーんと心を浸食していく。私はその場から逃げたい気持ちになってその会社を後にした。

やりたいんだけどなぁ。留学生のサポート。私も留学したとき、学校のサポートのにいちゃんには世話になった。とても気が付く人でわたしに友達がいないと知ると、家に招待してくれ、そこのお母さんの手作りケーキを食べさせてくれたり、一緒に庭の草取りをしたりいろいろ気を遣ってくれた。今でもそのにいちゃんとは友達で、向こうに行ったときは必ず会う。留学生にとって最初に出会い、とりあえず頼る人が学校のサポーターなのだ。私がカナダでしてもらったように、気持ちよく安心して勉強してもらう手伝いがしたい。10年後のギブアンドテイク。

私にとってはそれほどの思い入れがあったのだが、その小娘嬢はそんな話は一言も触れずに、あくまで職歴だけで私を判断した。紙切れの上だけの私は社会人としてかなりイマイチなんだけどな。18歳からフリーターだし。その後入った大学も中退。もっとフリートークさせて欲しいんだけど。キャリアウーマンを気取ってるそこらの小娘とは場数が違うし。

ということでどれに転がるんだろう。そして私はいつまでこうやってふるいにかけられる側の人間なんだろう。若い頃は一発逆転があると信じていた。ビッグな漫画家かライターになって現金で家を建てて、オタク趣味に没頭しつつ毎日決めた分だけ仕事をしてみたいなことを夢見ていた。マンガ読んで、本読んで、音楽聞いて、プラモデル作って、昔懐かしのアニメ見て、季節に応じてダイビングやらスキーやらバイクやら電車旅やらそんなことがしたかった。

しかしまぁ、現実ってこんなものかもしれない。33歳になっても精神的に全然成熟してないし。中身高校生並だし。まあ小金を持っているぶん、あのころよりは余裕があるんだろうが。

なんか仕事が決まれば風向きも変わるのかな、と小さな期待は持っているのだが。


nao-zo |MAIL

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