日々是迷々之記
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2006年01月22日(日) |
心しずかに煮込み料理 |
家人は風邪をひいているようで布団をかぶってすうすうと眠っているようだった。私は遠くのディスカウントスーパーに買い出しに行ってきたところだったので、無用にテンションが高い。
わたしは大量のブラウンマッシュルームを半切りにし、キャセロールにちょっと多めのバターを落とした。そこに薄切りにしたタマネギを投入し、しっとりと炒める。そこにマッシュルームを入れてまた炒めた。キャセロール一杯のマッシュルームは縮んで小さくなってくる。そこで塩こしょうで調味。小麦粉を振り入れさくっと混ぜあわせ、ひたひたの水をそそぐ。私がやるのはそこまでだ。
フタをしてとろ火にすればあとは鍋がスープを作ってくれる。
2時間後、家人が起きてきてお腹が空いたと言う。わたしはペンネパスタを茹で、マッシュルームスープと一緒に饗した。じんわりとしみるような味。バターと塩こしょうだけでこんなに滋味深くなることにびっくり。家人はほっとしたような顔でスープを飲み干し、最近の定番「野菜生活100」を飲んだ。そして風邪薬を飲むとまた寝床に入っていった。
キャセロールの実力というのはすごい。一山100円の不揃いマッシュルームをたいした手間暇をかけずに、あったかスープに変身させてくれるのだから。
冬の食卓には煮物が似合う。明日は水菜と厚揚げの炊き合わせ、それともパブリカのアンチョビ風味、どちらにしよう。青梗菜のクリーム煮もいいなぁ。
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