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おとなの隠れ家/日記
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2005年01月07日(金)
名前の呼び方



弟も春にはようやく結婚するようで
うちにしょっしゅうお泊りしていた弟の彼女は
親父からすれば、もうすぐ娘になる。


親父が弟に訊いていた。
弟の彼女のことをどう呼べばいいかと。

彼女の名前は「まりこ」
弟は「まり」と呼んでいるようだ。


父「まりこがいいかな? まりがいいかな?」
弟「本人に訊いてみたら?」
ま「そりゃ、最初はちゃん付けがいいんじゃ? まりこちゃんとか」
父「んー」
ま「いいにくかろうもん、いきなり呼び捨ても」
弟「そういや、彼女も、お父さんのことをどういえばいいかって訊いてきたぞ」
ま「いままでは?」
弟「おじさん、と呼んでた」


親同士の挨拶も済ませ、数ヵ月後に入籍するらしく
それまでの微妙な3〜4ヶ月の間、お父さんと呼ぶのか
結婚はまだしていないので、おじさんのままがいいのかと
彼女なりに気をつかっているらしい。

弟「おい(オレ)は、挨拶のときから、お父さんと呼んでたな」

弟はすでに彼女の父を「お父さん」と呼んでいるとのこと。
ドラマ的に言えば、フライングだな。(笑)

まぁ、もうすぐ家族になるわけだから、そこまで考えることなのか?と思う反面
呼び方というのは、気持ちをいいようにも、悪いようにも表せるものでもある。


いままで「まあこ」と呼んでいた人から「まあこちゃん」といわれると
頼みごとでもあるのか、もしや何か企んでいるのか? と思う。
それまで「まあこ」だったのが、いきなり「まあこさん」と呼ばれようもんなら
他人行儀に路線変更ですか?と思うか
もしくは、こいつ、ケンカ売ってるのか?と思うな。


海外小説を読んでいると、呼び方について意識しているのを感じる。
初対面では、姓名を名乗り、ミスターやミズをつけて苗字で呼び合い
しばらくすると、名前だったり、こう呼んで、と自ら相手に伝えたりする。
理由は、話が盛り上がって友人気分になるとか、
親しくなろうとしていることを、お互いに表現しあうとか
気軽に会話を進めるためにとか。


上下関係や、仕事とプライベートの区別はあるものの
一度フランクな呼び方にして、それを形式ばったものに戻すのも
逆に、そろそろフランクに呼び合ってもいいのに、いつまでも丁寧すぎると
どことなく、つれない気、しない?


いずれにせよ、呼び方は、固定のままか、もしくはフランクな方向に進むものであって
逆戻りは、いたってよろしくないというのが万国共通の呼び方の流れじゃないだろうか。


ま「とりあえず、まりこちゃん、と呼べばいいさ」
弟「そいでいいんじゃ?」
父「しかし、娘にちゃん付けもなぁ」
ま「呼び慣れてくれば、ちゃんが取れてくると思うよ」
父「うん、そうだな」


呼び方ひとつで、親しみを表したり、壁を作ってしまったりする。
だから、呼び方に気を配る。


日本は、相手の名前を呼ぶことが、外国人よりも少ないように思う。
特に一対一の会話では、日本人は相手の名前を会話の中に入れない。
外国人は、よく名前を呼ぶんだよね。
電話だと、それが顕著に現れる。
日本だと、出だしに名乗りあえば、誰と誰が話しているのかわかっているわけだから
いちいち会話の途中に相手の名前を呼んだりしない。
知り合いならば、かけたほうが名乗る程度だ。

外国人だと

「はろー、まあこさん、ジャックだよ」
「まあこさん、今日はお天気どう? 寒い?」
「週末は何してたの? まあこさん」

みたいに、何度も名前を呼ばれることになる。
そういや、短い挨拶でもそうだな。

「おはよう、まあこ」
「ありがと、まあこ」

わるい気はしない。
むしろ、コミュニケーションの取りやすさからいえば
名前を呼ばれるほうが、親近感がわく。


「あなた、私のこと名前で呼んでくれたのは、いつが最後かしら?」


などと奥さまに突っ込まれないうちに、たまには恋人同士だったころみたいに
呼び合うのも萌え.....だったりして。(笑)