ア イ デ ン テ ィ テ ィ 。   by胡桃。
2003年10月28日(火)  父親からのメッセージ。
はぁ。今日は今までで一番残業したかも?
多分他の人に比べたら全然たいしたことないけどさ

まぁ。こんな日もアリよね。

残業の理由は。定時まぎわに意地悪ばっかりする職員さんに。

大量のデータラベルの作成を頼まれたからなんだけど。

何とか終えて持っていったら。

『おまえはアホだけど仕事速いな。今度みんなで呑み行くぞ!』

その言葉にちょっと充実感を覚えたよ。

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帰ってきて。1人もくもくとご飯を食べていると。

父親が持ってきた一冊の会報誌。

うちの父親。市の公共施設の所長をしているんだけど。

昨日母の友人がわざわざ電話をくれて。

『回覧版に挟まれてた会報誌に載ってたお父さんの文章。とっても感動したよ』

その言葉で。父親が書いたというその文章が気になって。

父親に一冊持ち帰ってきてもらうように頼んでおいたのだ。

多分今まで生きてきて父親の文章なんて読むのは初めてのこと。

感動した。父親はこんな文章を書く人だったのか。

中でも印象に残ったのは。

『自分も。他人も。絶対に殺してはいけない。
 どうしてそのことを分かろうとしないのか』

という一説。




お父さん。お父さん。

私はただ『出来なかっただけ』だけど。

あの時自分を生かしておいた自分を。

少し褒めてもらったような。そんな気がしたよ。



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