***

優しい絵を、描きたかった。

優しい言葉で、歌いたかった。


軽やかに、まるで風が吹くみたいに。


でも、君にあげたいと思うものは何一つ見つからなくて
君が望んでいるものは判っていても

それを、君にあげようとは思わなかったんだ。



君に、だけでなく

この風を感じてくれる人たち、総てに



優しい歌を、歌いたかった。

優しい色で、輝きたかった。


***

好きだよ


そう、にこりと微笑んで
静かにつぶやくあなたは

まるで、帰り道に見た夕日のオレンジ色みたいだった。

心地よくて、温かい

人間の声が、こんなにも透明だったなんてと
そう思うくらい、静かに鼓膜に響く音。

陽の光を背にしてるから、あなたの顔には影が落ちていて

でも、まっすぐ見れずにいたあたしは、

あなたの白いシャツの襟元や
制服の校章やボタン
ネクタイの結び目に目をやったりして

きっと、おどおどしてるみたいに見えたかもしれない。


遠くから聞こえてくるピアノの音。
誰かが、きっと音楽室で演奏してるんだ。

少しだけ、風が吹いて
イチョウの木の葉が揺れて擦れ合う音がする。

花の、香りと一緒に。


心臓が、ドキドキ言ってたけど


この音と香りに、少しだけ助けられて。



ゆっくり、ゆっくり、口をあけることができた。

伝えなきゃいけない、言葉。
伝えたい、言葉。

ずっと、閉じ込めてた言葉を
今、伝えるんだ。

***

泣き虫だった頃の、キミへ。


すぐに頭が痛くなったり、
体調を崩したりして

すぐ保健室に休みに行っていたけど

そんなキミは、今はどうですか。


よく昼休みにはボール持って
仲のいい友達と校庭へ飛び出していく

そんな姿のキミを見るようになってからは

少しだけ、心配も薄らいだけど。


キミは、今どうしているのですか？


大好きだったことは、今でも続けていて
苦手だった食べ物は、今は克服できたかな。

あの頃のキミを思い出したら
やっぱり、笑顔を良く思い出すけれど

一度だけ、たくさんたくさん
泣いていたことを思い出します。

その時、キミは人知れず泣いていたから

僕が傍に行くことは、叶わなかったけど。


キミには、もう
今は、誰かが傍にいてくれていますか。


いつでも、あの笑顔は変わることなくあるんだったらと
いつも、思うよ。


どこかで、今日も
元気に過ごして、いますか。


笑顔の素敵な、アナタへ

***


キミの隣で
手を繋いで
微笑んでいたい

ゆっくり
おだやかに


陽のあたる　ベランダで
ゆっくり本でも読みながら
のんびり紅茶を飲んでいたい

ふわふわのフトン
それは干したて
きらきらの御日様の光で
こんなにも　いい香り

いい夢を　見れますように


キミが泣いている
その傍で
ゆっくりゆっくり
その髪を撫でている

泣いていて　いいよ

今、どれだけ
キミが無防備になっても
大丈夫だからね

僕が護ってるよ

悪い夢につかまらない様に
キミが
悪い鬼に見つからない様に

こうして
僕が護っているからね

だから、今は
安心して泣いていてもいいからね


いつでも
キミのそばで

ゆっくりと
歩いていたい

どんなときでも
この手を離さない


最後の月夜が来て
最後に太陽の光を浴びる

その日まで

キミと
いつまでも

いつまでも

***


うっはー。
HP作り直そう言ってからどんだけ経ってるんでしょうかねー！笑
絵やら文やらを書き溜めたいのに。。。爆

創作HPにしよう。。。はぁ。笑

面倒くさがりなのを、何とかしたいな。うん。

基さえ作っちゃえば楽なのに。。。爆