2004年04月18日(日) |
プラネテス25話&最終回など(と) |
放映日にそれぞれリアルタイムで見ましたが、今続けて見返してみたところ。 正直言って25話がそれまでの盛り上がりっぷりに比してありゃ?な出来だったので、最終回を見るまで巻き戻す気になれなくて。 悪くない、決して悪くはなかったのだけどねえ・・・それだけ24話までがこの後どうなるのよ?な期待と不安を抱かせるだけの緊迫感溢れる出来だった証左でもあるけど。
うーん。まず、ハチに引き金を引かせてしまったのがショックだった。 結果としてハキムを撃てなかったけど、「引き金を引こうとしたまさにその瞬間に邪魔が入って撃てなかった」のと「確かに引いたけど弾が出なかった」では、同じ「意に反して」の結果でも全く違う、と思うのですが…。 それと、海からあがったその場所でタナベと出会うのは余りにも都合が良すぎじゃないでしょうか。いくら目的地としていたって。運命的すぎるのって端から見てるとなんだかなー(というかそんな上手くいくわけあるかーっ!というやっかみですなあ。。。
でも、一番はやっぱり「繋がってるみんなが手つなぎ」だなー。 いや、伝えたいことそれ自体はいいんだけどさー。 それをそのまんま絵にしちゃうのってどうなのよ?付け加えるにハチがご丁寧に説明してくれちゃうのってどうよ?アニメは絵解きじゃないでしょうが。 なんとなく思ってるんですが、アニメって普通じゃ出来ないことも出来ちゃう、不可能を可能にしちゃうからこそ、それに頼っちゃうと却って表現できるものを狭めてしまう気がするんですけど。そこで終わっちゃうっていうか。受け手が自分の中で発展させる余地を奪っちゃうっていうか。うーん、上手く言えない。 とにかく、ハチの感じた「繋がってる」感覚がいまいちこちらに伝わってこなかったのですね。
レオーノフ(生き残って良かったね!)のナイスフォロー(いいやつ!)とか、ハチの「惑い人」っぷりの表現、タナベが顔を歪めてしゃくりあげる表情など、脚本、演出、作画の見どころも多かったんですが。
で、最終回です。 うーーむ。悟りを開いたら今度は布教活動ですか・・・そりゃ茶化すか取りあえず逆らわずにおくしか無いでしょうなーって「愛の鞭」ってナンデスカー。もはやついていけません・・・てな二人は放っといて、ノノとハキム!うわまさか!と構えてしまいましたが・・・そう来たか! 11話を思い起こさせるノノの台詞、傷跡が残る顔に暗い瞳と淀んだ声のハキム、隣り合いながら光と闇に塗り分けられ隔てられる二人・・・最終回で一番心に残ったシーンです。(二番目はキュータローの脱ぎ捨てられたスニーカー(笑) ハキムが思いとどまってくれて良かった。クレアがタナベを見捨てられなかったように、僅かでも彼に希望を残してくれて本当に良かった。
デブリ課でみんなに迎えられる二人、登場人物全員が繋がっているエンディング、オープニングから最後まで、見事にまとめあげられた物語にひとまずは満足しました。
えーっとまだ言いたいことあるんですけど、シリーズ全体に関わるし、原作絡みにもなるのでまた後で。
わーリンクすみませんー・・・でも、私が性懲りも無くあちこちに出没してるのは、単にほぼ無職だからです・・・(あやめは真っ当な社会人です。休みが不規則なだけ) いーかげんまともに働かなくちゃだよな・・・
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