2004年04月21日(水) |
プラネテス雑感続き(と) |
結局、素直に「人のつながり」が発展したと考えるのが妥当なんでしょうね。 「人のつながり」から新しい人間が生まれ、いのちが繋がっていく、それが宇宙そのもの…という。 まあそれもいいけどねえ。でも今回のように、それをもって物語を語り終えてしまうと、それこそが究極の繋がり、進化した愛の形、とされてるようで何だかなあ。異性間、夫婦の間に限っても、当たればラッキー?な期間限定特別付録なのにねえ。 普遍的なテーマを特殊な例で締めくくるのって、どうしても違和感が残るわ。やはり本編ではなく後日談として語られるべき内容なんじゃないかのー。 もしかして2070年代には、不妊問題はおろか、同性間、近親間、はては異種族間や異星人間においても「繋がっている」二人ならば、愛の結晶を生み出すのは無問題!になっている…なーんて裏設定でもあるなら話は別ですが。 まあつまりは、余りの臆面の無さに少々辟易、というのが正直なところかなー。
あと「しりとりプロポーズ」! 原作のアレが、憎いぜコノヤロー!的にかっこいいのは「お互いの仕事の合間にちょこちょこ合っている」ある日の出来事だってのが重要なんじゃ?いつもと変わりない日常の、何てことないやりとりの中でさりげなく、ってとこが。 これがアニメだと、大事故にあって陸に帰り、辛いリハビリを経てようやく宇宙に戻って来たタナベが、久々に再会したハチと思い出の場所で感無量の思いを滔々と語り…いつの間にかしりとりしてるわけですよ。どーゆー繋がりじゃ!なぜそこでよりによってしりとり始めるんかあんたらは!!つーか背景無視してしりとり部分だけねじ込んだら魅力半減だっての。無理して入れるなっての。 とにかく、しりとりでプロポーズすることがしりとりプロポーズの肝じゃないんだよーーー!と、この件に関しては強く訴えたいです。せっかくハチにしちゃ出来過ぎなプロポーズなのにさ〜 それをさっ引いても、この場面での演出や声優さんの演技は素晴らしかったけどね。
とりあえずこんなとこかな。 文句ばっかりつけてるみたいですけど、出来が良いからこそ言いたくもなるってもので。 あ〜面白かったなあ。半年ほんと楽しかったですよ。 いい作品をありがとうございました。
新番組も見てますが、まとめて後で。(今日は鉄人だー!)
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