駄文
蒼海 零



 (先生)


「先生」と呟くとき、
もう、どちらを呼んでいるのか分からない。
分からなくなっていることを認めざるを得ないぐらい好きであることを認めよう。

否定してはいるけど、好きなんだろうな。
きっと、認めたら自分で思ってるよりだいぶん好きだ。きっと。
もし好きだったとしたら、これは明らかに「恋」の好きだ。

でも、塾生であるうちは。
先生相手の恋はしない。
絶対に。しない。

さっちゃんも、こんな風な、もっと激しい恋をして実らせたのだろうか。
まだ幸せでいるのかな。
どうだろう。
さっちゃん。ごめん・・・


2002年02月13日(水)
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