衛澤のどーでもよさげ。
2004年06月10日(木) かいーの。

いまぼくが住んでいる部屋周辺というのが、ただいま大量に蚊が発生している場所でして、しかもぼくの部屋は網戸をきちんと閉めていても何故か屋外から蚊が入ってきます。しかも通気性に乏しく、蚊取り線香に火を点けて置いておくと、1〜2時間のうちに部屋の中が真っ白に煙って蚊の死体も床面に散らばりますし、住人までもが燻煙されて死にそうになります。
(以上が現状です)

でも線香の匂いが好きなので、煙に巻かれる生活を続けることになろうとも電気蚊取りに乗り換えることはしません。大日本除蟲菊さん万歳。「金鳥の夏、日本の夏」、なのであります。
(個人的な考えをちょっと添えて彩りにしています)

という、「我が家には蚊が大量に侵入してくる」という前振りをしておいて、その上で先日ぼくが理髪店に行ったことを想起して頂きます。「0.5枚」という理髪師の技術の限界に挑戦するような極限の短さに刈り込んで貰ったぼくの頭は、刈りたての芝生のようであった訳です。つまりは、頭部が素肌に限りなく近い状態なのです。
(現状その2です)

このようにエピソードをふたつ、書き添えるだけで早や何を述べたいかがお判りの方も多いことと思います。

頭を、大変な頻度で蚊に刺されておりまして、痒くてたまりません。
(ここが主題です)

洗髪は毎日必ず行なっていますので、不衛生状態による痒みでないことは明らかです。また、痒みを感じる部分に指先で触れてみますと、小さく腫れております。虫刺されの典型的な症状が出ている訳です。

虫に刺されて腫れている部分を無闇に掻きむしる訳にもいかず、しかし、痒みを放っておくと仕事に集中しきれず(それでなくとも近頃、集中力に欠けて仕事停滞中なのに)非常に厄介です。
(主題に付随する状況です)

という訳で、スポーツ刈りの頭に毎日「ウナ○ーワ」(液体)を塗りたくる日々を過ごしています。
(結末、つまり落語等で言う「落ち」(または「下げ」)の部分です)


……と、こんな風にちょろっと解説を入れておくと、「文章をどうやって組み立てて書けばいいのか判らない」という方にも幾らかお判り頂けますでしょうか。最近、「文章が苦手」、「話せるが、どうやって書けばいいのか判らない」という人がぼく周辺にぽつぽつと現れたので、ちょっとやってみました。
別に難しいことではありませんよね、事実を書き出すということは。文章で大うそをつくことの方が難しいのです。

だから小説家という仕事が成立するのです。小説家なんて、本一冊分のうそを何度も何度もついてそれでお金を貰っている訳ですから。創作の第一歩は「想像力豊かな大うそをつくこと」からはじまるのです。
などと、したり顔で言ってみました。


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