文句っぽく聞こえるようなことを言っていながらも歯磨き粉味のアイスクリームがくせになってきた衛澤です。安いの売ってるしね。
でも糖分の過剰摂取は生活習慣病及び苛々のもとなのであまり頻繁に食べないようにしなければなりません。糖分を沢山摂りすぎると体内のカルシウムを追い出して骨の発育を阻害してかつ苛々しやすくなるんだそうですよ。
過日の記事に書きましたように、自家用単車を放置車両と見なされ連れて行かれてしまいましたので、本日引き取りに行ってきました。自宅からちょっと遠い場所に保管されているのですが、交通網の未発達な街のことですから公共交通機関で行くこともできず、だからと言って自家用自転車で行く訳にもいかず(帰りは単車に乗って移動しなければいけないからね)、徒歩で行って参りました。
本日は朝から厭がらせかと思うほどの好天で、早い時間から気温が高かったので、ベルトに二倍希釈のスポーツドリンク(糖分摂取量を抑えるために希釈することにしています)を詰めたペットボトルを吊して、肩から掛けた鞄の肩紐にタオルを引っ掛けて、勿論帽子着用の上、出掛けました。水分補給が巧くいかないと軽い運動でも熱中症を起こす危険がありますので、注意しなければなりません。装備品が増えることで傍目に見た姿が多少不恰好にはなりますが、恰好が悪くてもそれが原因で死ぬことはありませんから、気にするほどのことではありません。
午前中に自宅を出発し、徒歩で単車を引き取りに行き、引き取ったらその足でファストフード店なりファミリーレストランなりに行って先日からかかっていますコンテ作業の続きを日没辺りまでしようと考えて、その道具が入った鞄を肩から提げていました。やっぱり自宅ではすっとこ進まないので。何でかなあ。自宅だと暑くて汗だくになってしまって、紙を濡らしてしまうのも困りものです。濡れると書けなくなるんですよ。
そして腕には自作ホルダーでiPodをマウント。音楽を聴きながら歩きます。鞄や衣服のポケットにiPod本体を入れてしまうと、イヤフォンのコードが歩くときの動作(主に腕の動き)の邪魔になりがちなので、歩いたりエアロバイクを漕いだりするときはホルダーで上腕部に固定しておくことにしています。
かねて考えておりました通り気に入りの曲を聴いていたのですが、やっぱりと言いますか当然と言いますか、「wanderer」はとても気分よく歩ける曲でした。
どこまでも歩いて行けるような、このまま放浪の旅に出てしまおうか、よしちょっとポンチョ買ってくる!と、そういう気分の昂揚を招いてくれます。派手さはありませんが、長い時間繰り返して聴いても飽きず、それどころか聴く度に味わいが深くなっていく曲です。
とても気分がよろしくなる曲ですので、以前にも御紹介申し上げましたが、ここで本日の一曲として再度御紹介を。「wanderer」です。ここが、旅のはじまり。
作詞・作編曲・調声をなさった
F.Koshiba氏が「
わんだらP」というP(プロデューサー)名で呼ばれるきっかけにもなったこの曲には、印象ががらっと変わる
ユーロビート風アレンジヴァージョンもあります。吃驚するよ。
単車の保管場所まで徒歩だとたっぷり二時間ほどかかるかと予想していたのですが、実際はそれよりも早く、九〇分程度で到着しました。一ト息に歩いてしまえる距離ではありましたが、後に中途で一回小休止を入れるべきだったと悔やむことになります。休憩は「疲れたら」ではなく「疲れる前に」取るべきです。
ペットボトルのスポーツドリンクを飲みきる頃に目的地に辿り着きまして、簡単な手続きで単車は返して貰えました。しかし、仕事道具は持参したものの、私は直ぐに帰宅することにしました。流石に九〇分連続で歩きますと、汗だくで着ているシャツがぼとぼとに濡れてしまいまして、そのまま冷房が入っている店舗の中などに入ったらきっと冷えてしまって体調を崩す原因ともなりかねません。一旦は帰宅してシャワーででも汗を流してシャツを着替えて、仕事に出るならそれからにするべきと考えました。
水分補給が必要になることや汗が沢山出ることは予想できたのに、そのために直接仕事場へ行くことができなくなることは何故予想できなかったのか、自分でもおかしく思いました。
そんな訳で単車に乗って帰路を辿ったのですが、ヘルメットを着用するためにイヤフォンは外さねばならないので音楽はなしになります。耳から入る音楽がなくなると無意識に自前で何とかしようとするくせのようなものが私にはあるのかもしれません。単車を走らせながら本日は「
こっぺぱーん」を歌っていました。無意識にですよ? 選曲も無意識にです。いつも後から気付いて「とほほ」って思うのです。
帰宅してシャワーを浴びて身を整えると正午はとうに過ぎていて、空腹感が強くなっていました。早く仕事場とする店舗に行って食事を、と元気なら直ぐに行動に移すところですが、帰宅して一旦荷を降ろしてしまうと疲労感がどっと出てしまって、やる気が失せていました。自分が思っているより自分の身体は疲れていたようです。
ここで思ったのです。一気に歩いてしまえる距離でも小休止を挟むべきだったと。同じ九〇分間歩くのでも四五分×二回に分割して、間に一〇分間程度の小休止を中途に挟むだけで疲労はこれほどひどくはならなかったはずです。ここにも見通しの甘さが。がっかり。
結局、自宅で簡単に食事をして、自宅でコンテ用紙を広げましたが、やっぱり汗ばっかりかいて仕事量はすっとこぴょーでした。
午後は気分が変わったのか、陽が落ちるまでずっと北島三郎さんの「
まつり」と「
帰ろかな」、三橋三智也さんの「
達者でナ」、石川さゆりさんの「
天城越え」の四曲を延々繰り返して聴いていました。御三方何れも大変ソウルフルです。