どうしてもどうしようもないものやしょーもないものが大好きな衛澤です。救いようのない御話歓迎、オヤジギャグ万歳。
■予定では性別適合手術の最終段階に終えているはずの時期なのですが、まだ地元でのたくっています。健康面とか金銭面とか、諸般の事情で足踏みしている状態です。腕には穴が空いたままです。
腕に穴が空いていることにはすっかり慣れてしまいまして、穴を空ける以前とほぼ同じ生活ができています。以前と違うのは、穴のメンテナンスを毎日しなければならぬことです。
腕に常に挿し込んでいるチューブを抜いて煮沸消毒をして、腕の穴を精製水で洗浄、潤滑ゼリーを穴の中に少量注入し、チューブをもと通りに挿し込みます。
このとき使用する潤滑ゼリーは手術を受けたバンコク(タイの首都)でまとめて半年分を買ってきたのですが、そろそろそれが無くなります。通販でも買えるのでそのようにしようとしたら、何と私がまとめ買いしてきた量の、更に四倍の単位からしか扱われていない様子。そんなに沢山要らん(多分)。
ということで、国内で販売されているほぼ同じ働きをするものを購入してみました。
写真上段の小さなチューブ二ツは同じメーカーの同じ銘柄で、青いのが男性用、赤いのが女性用です。成分表を見てみるとまったく同じで、何か違いがあるのだろうかと思いつつ、両方購入してみました。これは通販購入です。
使用感……と言いましても腕にチューブを刺すときの潤滑剤としての使用感ですが、ゆるいです。ゼリーの固さが。腕の穴に注入して、流れ出るようでは困るのです。穴の中にとどまって腕とチューブの摩擦を少なくしてくれないと痛くなることもあるのです。
特に女性用はさらさらしていて、ゼリーと言うより「とろみのある水」と言った方が近い。腕を立て気味にして穴に注入するとそのままするすると穴の反対側から流れ出ていってしまうのです。これでは使えません。
さて、女性用よりはもう少し粘度が高い男性用のゼリーを一ト月ほど使用して、そろそろなくなりつつあります。もう一度同じものを購入したいほどの使用感ではなかったので、別の商品を開拓しなければなりません。
今度は近隣のドラッグストアで二〇〜三〇分かけて物色して択んできました。それが写真上段左の大きめの縦型チューブの商品です。これは一部で……端的に言えば男性の間では名の通った
ソフト・オン・デマンド社の製品で、ヴァリエイションが沢山あります。ほしいのは「とろみがある」ゼリーです。三通りほどあったS.O.D.社の商品を眺めては手に取り、棚に戻しては手に取り、と長々と繰り返した後、購入してきました。
私としてはシャンプーやボディソープを買うのと同じ感覚で購入してきたのですが、よく考えてみるとちょっと恥ずかしい買いものだったようです。恥ずかしがった方がよかったかな。しかし、S.O.D.社が想定している用途を目的として購入するとしても何ら恥ずかしがる必要などないようにも私には思えるのですが。
■今日見つけた名言。
名言は好きですが、名言を言おうとする人は嫌いです。(タモリ/日本/自由業)