�蠧�記
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寝台車が無くなっていくと聞くのもさびしいな。
そうは言っても、私自身、実際なかなかめっきりというか、寝台車に乗ったりできなくなっている今日この頃。
幼稚園の頃、熊本から東京まで、母と共に寝台車に乗って、夜横になりながら窓の外をひとりで覗いていた。父方の祖母が倒れた頃だ。
あの頃別に寝台車にノスタルジーがあって乗ったというわけではなかった。寝台車に乗ること自体が目的で乗ったのではなかったのだ。きっとオリエントエクスプレスに乗った人たちだってそうだろうな。
もう幼稚園の時に既に私は贅沢な時を与えられていたのだから、思い出が 宝物でもいいかもしれない。別に過去を捨てる必要はない。
私はそんなに明るさを求めているわけではないから。
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