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しもさんの「新聞・書籍掲載文」
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1995年09月03日(日)
自転車の窃盗 立派な犯罪だ(37歳)

産経新聞 朝刊(談話室)

いつも通勤に使っていた自転車が盗まれていた。
いくら駅前とはいえ、しっかりカギをかけ、
所定の場所に駐輪していての出来事である。
翌日、職場の仲間に大騒ぎで報告したら、ほとんどの人が、
自転車を盗まれた経験があって驚かされた。
「運が悪かったね」「そのうち見つかるよ」と励まされ、
日常茶飯に横行していることを知らされた。
私にしてみれば、せっかく健康のためと始めた自転車通勤ができなくなる。
自動車の便利さに甘えてしまうのがつらい。
それにしてもカギを壊してまで他人の自転車を盗むことに、
抵抗を感じなくなってしまったのか。
犯罪だということを忘れてしまったのか。
酔っ払っていたからとか、最終のバスに乗り遅れたから・・は
言い訳にならない。
銃犯罪に比べれば・・という問題ではない。
自転車を盗んでも何とも思わなくなった時代だからこそ、
大きな犯罪が起きる時代になった気がする。