‖ ひびひより日記 ‖
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2010年03月18日(木)

別役実さんという劇作家さんの脚本。で、随分と昔の本です。初演が1962年。
原爆症の病人の男(大杉蓮)とその甥の男(稲垣吾郎)が軸。病人の妻(神野美鈴)。看護婦(奥菜恵)、医者(羽場裕一)。
白衣の男1、2。通行人1(山西惇)、2。リヤカーの男。

物語は、入院中の「病人」をその甥である「男」がたずねてくる。
「病人」は広島の原爆による被爆者で、街頭で背中のケロイドを見せ、喝采を浴びていたが、すでに病状が悪化し、今は、入院をしているようだ。
2人の会話から「男」も被爆者であることが明らかになる。

男「静かに死んでしまいたいとは、おもいませんか?」
病人「思わないね。俺は、むしろ、死ぬ前に殺されたいと思っている」
男「何故?」
病人「知らん。情熱的に生きたいのさ」

「病人」は。また元気になってあの街でケロイドを見せたいと願っているが、「男」は、静かにそのときを丸べきだと主張する。
2人の生き方の違いを主軸に据えながら「病人の妻」「医者」「看護婦」など、2人を取り巻く世の中の問題が垣間見えてくる。
そして、「男」も発病し、「病人」のベッドに入院することになる。
あくまでも行動的な「病人」と対照的に静かに死を迎えたいと願う「男」
ある雨の日。遂に「病人」は、あの街へ出かけることを決意する。

パンフレットより。

時代は古いんだけど、舞台セットは、古着のいろんな服が散乱しているなかに病人のベッドが一つだけ。
そして、穴ぽこのようにあちこち穴が開いていて、そこから人が出たり入ったりと
とてもシュール。
衣装もそんな感じで、シンプルで、いろも地味目。

はじめの言葉がすごく散文的で美しかったかな。意味不明だけど。
こうもり傘をさして、ゴローちゃんが語るのですが、その声はすごく好きでした。
病人と男のとの話がかみ合わなかったりして、男ほうが、イライラしてくるみたいな感じもありましたが…

やっぱり、とてもシュールとしか言えないですね。
ところどころ、笑わすシーンもありますが…不思議な感じでした。
音もほとんどなくて、それで、休憩いれて3時間あるんだもんね。

劇作家さん名前は、良く聞く人で有名なんですが、いかんせん時代が違うのでまったく知りません。
芝居を見るのも初めてだったしね。

演出家の方は、まだ若いんですが、だからこその舞台セットなのかも。

客席もさまざま。結構、年配のかたもいらしゃっていて、ジャニーズの舞台の客席とは、一概にいえませんでした。
作家さんのファンなのか??
パンフレットもプログラムというだけあって、ほとんどが作家さんと演出家、他関係者さんの対談でした。
出演者サイドは、人物紹介のみ。シンプルすぎ〜。
稽古場写真は、ちょっとあったけど。
まあ、だから800円だったのかもね。

劇場も新国立劇場小劇場で、はじめてだったのですが、キレイな劇場でした。
小劇場なだけに300人くらいの劇場なのかな?
コクーンをコンパクトにした感じで、かなり見やすかったです。
劇場内が真っ黒なって、コクーンもだけど、サンケイプレーゼもそんな感じだったなあ。




大和郡山にイオンモールが明日プレオープンするので、大きなチラシがはいっていたのですが、
シャープの46型TVが10万切っておりました。
50台限りの整理券つきですが、目玉にしてもすごーいなあ〜。
1年前
20万円代だったはずなのに…
このタイプ。もう量販店の電気屋さんでは、売りきったようでありませんけどね。


トークイベですが、パジャマナイトは、まだしも最後のトークイベの内容がとっても気になる〜!!

そういや、4年前も倉田女史が、司会やっていましたね。


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