はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2010年08月03日(火) 育児がハッピーであるように

東京へいってきました。

研修会に参加するためです。
2ヶ月も前から来た
研修会の案内状。

ずっとずっと
にらめっこして
傍らに寄せては
また取り出して・・・
申し込みできずにいました。

以前の私なら、
「やりたい!聞きたい!」と思ったことは
すぐに実行していましたが、
今は、そういうわけにもいきません。

まずは、息子をどうしようか
ということが
動きを鈍らせます。
申し込みして、かぜでもひいたら?
(まあ、そのときはそのとき)
朝一番の新幹線で、夜遅い。
泣くかな。
(泣かないかもよ)
2日間の研修だよ。パパにおいていく
(これは、無理だな)

自問自答しながら
でも、どうしても参加したい研修で
やっと数日前に申し込みをしたのでした。
しかも、2日間の研修のうちの、一日の半分だけ。

それでも、いってよかった。
思い切ってよかった。

大変勉強になり
ますます、幼稚園の環境作りに力が入ります。

当の息子は、なんとも孝行もので
(いや、もしかしたら、ママの気迫を感じて)
朝早く起きて、ご飯も食べ
駅のホームで元気にバイバイしてくれ
帰りは祖母の家で
おりこうさんにしていたそうです。

ありがとう!
本当に、感謝する。ありがとう。
おかげで、ママは
きみをおいてきたという
後ろめたさを少しは軽減できて
安心して仕事ができたよ。

息子のおかげで
今までやみくもに動いていたことが
本当に必要なこと
本当にやりたいことに
絞られて
私にとっては、大切な変化となりました。

子供を持つことは
失うものもあるけれど
得ることのほうが格段に多い。

また、失ったと思っていたことが
倍になって帰ってくる。
ボーナスみたいにね。

ただ、その最中は
自問自答と葛藤の日々だなあ。と
最近思うのです。

私に「育児はある日ふっと楽になるときがくる」と
いってくれた人がいました。
その言葉を胸に
眠くて、疲れて、時間が来て、子供が泣いているときを
すごして来ました。

楽しいことばかりではないけど
それでも、
母になったから味わえる
至福の一瞬があるよ、だから、今を乗り切ろう!

一人じゃないし
方法はひとつじゃない。
疲れたら、愚痴ってもいいんだよ。
そして、楽になる方法があるかも知れない。
そんなことを伝えられたらと
子育てほっとクラブをはじめたり
この日記に
自分の育児のことも書き始めました。

また、子供が犠牲になる
悲しい事件がおきてしまったから。
母親ばかりをせめられない。
手を差し伸べられなかった
社会も、変えられないのかな。

自分も悩みながら
でも、たくさんの力を貸してもらって
育児を楽しませてもらっているから。

教育者として
母親として
微力でも
育児がハッピーであるように
お手伝いしたい

また、ふつふつと燃えている

副園長 松橋でした。



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