はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2010年08月06日(金) 命の輝き

今日は、原爆が落とされた日です。

毎年、できる限り黙祷に参加し
子供たちや市長の
スピーチを聞くことにしています。

どうして、
というわけではないのですが
日本人として
関心を失ってはいけないと思っているからです。

今日は、息子を抱いて
黙祷しました。

子供がいると
ますます
争いの無意味さに
気づかされます。

いかような理由があるにせよ
子供たちの未来が
たたれるような
そんなことは
あってほしくない。

今年は、新たな感覚を覚えました。
ああ、この広島の、長崎の方の犠牲の上に
今の日本の幸せがあるのだ。
ありがとうございます。

あの時、戦争が終わらなければ
たとえば
自分の祖父母が続く争いで犠牲になっていたかも知れない。
そうすれは
今の自分や
息子は、存在しないのですから。

今年の百石幼稚園の年間のテーマは
「発見、命のかがやき」です。
地区の父母会の集まりで、
「百石幼稚園の今年のテーマは・・・」といったら
ほかの園の保護者の方が
「え〜なんで命?」といっていました。

そう思う方も多いかも。
でも、命のことは
大切なことです。
特に、今、命を考えること。
これは必要なことだと思っています。

子供たちの命が
ないがしろにされたり
世界でまだまだ
戦争があったり
食料危機がせまっているというのに
日本は飽食だったり
そのときが来てからでは遅いというのは
つらい戦争が
教えているのです。

世界で戦争がなくならないのは
戦争でお金をもうける人がいるからだとか。
また、武器につながる開発には
お金が投入され
その技術が
私たちの生活を便利にすることもあるとか。

でも、そんなやり方は
もうやめてほしい。

最近は、地球を守るための
エコの技術が
お金にもなるし、技術開発にもつながる。
争いでなくても
発展はできる。
むしろ、たたかっている場合ではないのです。
この地球にすめなくなったら
どこの国であろうが
何をもっていようが
反古になるのだから。

今日、この日は
私にとって、いろいろ考える日です。
私は、幼稚園は
未来を育てる仕事だと思っています。
子供たちをしっかりと教育し
すみよい未来を作ってほしいから。

特に、特別な宗教や団体に属しているわけではありませんが、
教育者として
子供たちが住む未来の地球環境や
子供たちの行く手を阻む争いに
気が行くのだと思います。

未来は子供たちから借りているもの。
大人は、よく考えて
子供たちによい未来を手渡したいですね。

命は輝いているものです。
どんな命でも
輝いています。

命の輝きを
曇らせることのないよう
私にできることは
なんだろうか?

深く思う

副園長 松橋でした。


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