はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2010年09月08日(水) 先生のこと

昨日のPTAの研修会で
PTAがが大変だと言う話を聞いて
わが園のお母さん達は
"ほとんど共感できない話ですね〜
幼稚園では楽しいことばかりで
大変な活動って、ないですものねといってくださいました。

しかし一つ
"他の園の先生は、発表会前には
衣装を準備して徹夜するんですって〜"といっていましたので
"うちの園でもそうですよ"いうと
"え〜 !"と驚かれました。

先生たちが
普段、どんな生活をしているのか
なかなか知る機会がありませんものね

というわけで、今日は先生のことかいてみます。

 先生たちの朝は、早いです。
百石幼稚園は朝の7:00から始まりますから、
早番の先生は、その前に来ています。
くると、一通り鍵を開け
冬であれば、ストーブをつけ
留守電などを確認したら、掃除です。
前日もしてから帰りますが、朝もします。
とくに、朝は外掃除が中心です。
そうしていると中番の先生が出勤してきます。
そして、バスの乗車のため、7:30には園を出ます。
パートの先生も8:00前から来て、早番の先生と一緒に
子供たちを見ています。
外掃除はかなり時間がかかるので、子供を見る人、掃除する人に分かれます。
送りや、バスの子供たちが次々にきたり
朝は電話がなり通しです。
遅番の先生も加わり
対応をしながら、あっという間に9:30。
子供が来れば、活動に入ります。
まず外遊びですから、百石幼稚園の先生たちは
外にいる時間が長いですね。
昼は、ご飯を食べたら、連絡帳を書きます。
子供たちと一緒にいますから
なかなか休まりませんが
とにかく、連絡帳を書いているときが
唯一、いすに座っているときでしょうか。
トイレに行くのを忘れているときもあります。
連絡帳を早々に書き上げ
子供たちと外に出て、また一遊び。
新人の先生は、この部分で時間がかかり
ご飯を食べないこともあったそうです。(今はそんなことがないように大変なときは手伝いに入ります)
午後の活動をして
2時にはお帰りの準備
15分から帰りの会をして
当番の先生たち以外は各部屋の掃除をして、すぐバスに乗っていきます。
バスの先生は2回のバスの乗車をすると
帰ってくるのは4:30
当番の先生は子供たちと外へ出ます。
そのほかの先生は
掃除。
そして、打ち合わせ報告会。
早番は4:00終了ですが
自分のクラスの明日の準備が間に合わず
居残りしていることも多いです。
そのほかの先生も
明日の準備、行事の準備で
あっという間の5:00.
遅番の先生は預かりのこと一緒に過ごして
6:00終了。掃除をして帰ります。
何もないときは、この時間で帰れるようにがんばっています。
行事の時はどうしても遅くなりがちです。
一日は、本当にアットゆうまに終わります。
もちろん、終わって帰っても
教材研究や、子供たちに製作させるための試作作りや、
子供の記録の歩みの下書き、日誌など
私も現場時代は12:00に寝ると決めて
寝る直前まで何かしていましたね。

気力体力、頭も体もフルに使って
先生たちは毎日がんばっていると思います。
本当に
好きでなければ、続かない仕事だと思います。
給料などもたくさんあげたいけれど
私立は、保育料が収入源で
そのほかの収益はありませんから
本当に申し訳ない金額だと思います。

本当に、こんな職業をしてくれる人がいることは
一人の親として
ありがたいです。
先生たち、いつもありがとうね。

なんで、この仕事ができるのかとかんがえれば
やはり、子供が好きで
子供の成長に喜びを感じられるからだと思います。
誰でもできるものではありません。

夕方ごろ
事務室で先生たちが並んでいたら
それは、打ち合わせ中です。
決して、何か怒られているとか
そういうものではありません。
でも、みんな立っていると
まるで、コーチに注意される部活動のような
有様なので。
たって会議をするのは、無駄な時間を使わないため。
ただでさえ、忙しくて疲れている夕方です。
(あまり疲れているときは
「座りませんか・・・?」と声がかかります。
そういう時もあります。)

がんばっている先生たちのために
せめてこれだけはと、私が心がけているのは
遅くまで園に残さないこと。
他園では8時9時までいる話もざらですが、
毎日のことだし、
先生が元気でなければ
子供たちへよい保育ができません。
そして、よい先生は
いつまでも、この仕事を続けてもらえるように
できる限り、生活への負担をかけないよう。

そういいながら
今日は息子の調子が悪く
一足先に帰ってきた私。
今、息子が少し大きくなるまで
時間をください。
先生たちも結婚し、子供ができて、それでも仕事を続けられるように
そのときは、みんなでカバーするからね。

職場の環境作りも
子供たちが
よい保育を受けるため。

知恵を絞って
がんばります!

副園長 松橋でした。


 < 過去  目次へ  未来 >


はなこせんせい

My追加