老王はそれはそれは嬉しそうにグラスに酒を満たす。 あの仲間達がいったいどういう反応を示すだろうかと、グレンは深々と溜息をついた。しかし最初の反応がどうあれ、拒絶はするまいと確信のように思う。(まあ、いいか) もう一度溜息をついてグラスを持ち上げる。「仮の仲間入りに、乾杯」 中の液体の揺らぎが手に伝わってきた。