22日の土曜日、大学時代のサークルの仲間達と忘年会の名目で集まった。来春結婚を決めている後輩も忙しい中を参加してくれていて、彼の結婚祝いと同時に合同記者会見の意味合いも兼ねているようであった。 場所は銀座2丁目の昭和通りからちょっと入った、なかなか落ち着いた雰囲気の居酒屋。まあ、居酒屋という言葉で片付けてしまうのは店を決めてくれた後輩に申し訳なくなるほど、いい店だった。 彼らとはだいたい1〜3ヶ月に一度のペースで集まってはいろんな飲み会を行っていて、俺もとても楽しみにしている時間である。幹事役を持ち回りにしているので、店選びにもそのカラーが出ていたりなんかしておもしろい。
今回集まったのは男女4名ずつの計8名。 結婚を控えた後輩は周りの連中にかなりツッコまれていた。まあ、お約束である。プロポーズはいつしたのかだの、どんな台詞を吐いたのかだの、どういう披露宴にするのかだの、なんで結婚しようと思ったのかだの、“結婚を決めた”ヤツはかならず周辺から浴びせられる質問である。それは質問する側が既婚者であろうが未婚者であろうがあまり関係はないらしい。ただ、そこから一歩つっこんだ話題に展開してゆくと、既婚者は既婚者なりの“経験”といったものをいくらかは披露できるので、未婚組(特に女性陣)は「へー、そういうもんですかあ」と深く頷いたりする。その“経験”はまた未婚組が落胆する意見だったりもする。既婚者3、婚約1、未婚4という割合だったので、いろんな方面での意見や夢があってちょっと盛り上がる話題であった。 結婚の話から、サークルの他の連中の近況や家庭菜園でナニを作っているか、プロ野球論議から星野は本当に阪神監督に就任してよかったのかなどなど、話題のベクトルは一方向に向かうことなく四方八方に放射していった。その度、話題の主人公は変わっていき、ツッコミ役も変わってゆく。俺はどちらかというとどんな話題にしてもハゲシくツッコむ役回りなのだが。
俺が大学を卒業してもう10年が経とうとしている。 その時の仲間達と、こうして今でも集まることが出来ることには本当に感謝しているし、この時間は大切にしなければと思う。 次の飲み会の幹事はYが指名されたが、年明け早々にはYに「早く飲み会やろーぜえ」と擦り寄ってしまいそうな俺がいる。 こんな飲み会はどうだろう。
『今、あえて牛肉を喰らう。大焼き肉飲み会』
関係者は意見を聞かせて欲しい。
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