2003年07月23日(水) |
『週報』になってるな…… |
毎度のことになってしまっているが一週間ぶりの更新である。週に一度、という点ではもはや『週報』。 「え、ココのどこに”日記”なんて謳ってます? 随想録ですよ、随想録。つれづれなるままに書くんだから、いつ更新しようがこっちの勝手でしょ」 ――なんてことを言い訳するつもりはまったくなくて、時折メールやなにかで、ココの更新はまだか――というような要望というか脅迫というかとにかくそういったココに対するわずかな期待を寄せている声を聞くと、妙なプレッシャーを感じてしまったりする。 最近は自宅でメールチェックすることも少なくなってしまって、iMacを立ち上げることすらしない日が続いている。かろうじて、時折持ち歩くノートパソコンで、出勤前のドトールコーヒーつかの間の30分、というような時間にこそこそっとメールチェックをし、わずかながらもココのアクセスカウンタの数が増えてしまっていることだけ確認してため息をつきながらアイスコーヒーをすすったりしている。
先日、友人と実に久しぶりにライヴに出かけた。佐野元春。 まずなにより、めったに足を踏み入れることのない渋谷の街に改めて圧倒された。もう学生達は夏休みに入っていて、なおかつその翌日の月曜日は振替休日とあって、渋谷の街は合同集会のようにナウなヤングたちであふれていた。ライブ会場である渋谷公会堂へ向かう道すがらも、俺はちょっと本気で「今日はなんかイベントでもあったのだろうか」と訝しがってしまったのだから、もう俺は渋谷という街を歩けない体になってしまったのだ。 佐野元春をまさに青春のど真ん中で聴いていた世代はちょうど俺達くらいだろうか。会場に集まるオーディエンス達は、どんなに若く見積もっても平均年齢20代後半から30代前半、といったところだった。 約30分遅れて開演。バンドのインストゥルメンタルから、事前の予習どおり「コンプリケイション・シェイクダウン」でスタートだ。 40代のサラリーマン風の男性が俺の視界の中にいたのだが、彼はずっとステージの佐野元春をまっすぐ見詰め、一緒に口ずさみ、拳を振り上げていた。これが佐野元春のライブの真骨頂。年齢を問わず、その青春時代の1ページに戻ることの出来る約2時間強。「スターダスト・キッズ」なんて、確か俺が中学3年のときに聴いてた曲だ。それが、20年以上も経った今でもその唄を熱く歌い上げるアーティストがいて、こちらはそのライヴで一緒に歌っている。 いつも思うことだけれど、やっぱ、音楽ってすごい。
――って、こういう話の展開にするつもりはなかったのだが、あれ、いつの間にか。
久しぶりに、さだまさしのコンサート(ライヴ、とは言えないんだな)に行ってみたいと思っている、最近36歳になったのづでありました。
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