のづ随想録 〜風をあつめて〜
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2003年09月14日(日) 讃岐うどんの真実

 大仰なタイトルになってしまったけれど、要は「生まれて初めて本場の讃岐うどんを食って、ああ美味かった」というお話。
 今日から嵐の出張生活が始まった。月曜日に愛媛県松山市で打ち合わせを仕切らなければならないのだが、飛行機での移動を香川県高松市で寄り道して、本場の讃岐うどんを味わってしまう計画だ。
 昼すぎに高松空港に着陸。そこから連絡バスで市内中心部へ移動する。本来なら郊外だったり住宅地だったりにあるうどん屋が実は美味いらしいのだが、さすがにそんなところまで行っている時間もないので、今回は高松駅近辺および中心地にあるうどん屋を三軒攻略しました。
 香川県庁近くの『手打ちうどん ばん家』に行ってみたら、さっそく「臨時休業」。出鼻をくじかれたが、こんなことであきらめたりはしない。事前にWEBからプリントアウトした市街地うどん屋マップを片手に、残暑の高松市を歩き始めた。
 一軒目の『手打ちうどん たまも』で冷やしうどんを所望。狭い店内はどうも観光客らしい一群でいっぱいだった。ちょっと驚いたのは俺の隣のカウンター席に座っていたおばさん。小さめのカレーうどんをすすっておられたので「ああ、女性だからね」と勝手に考えていたら、カレーうどんを食べ終わると即座に同じくらいのサイズのかやくうどんを食べ始めた。讃岐の人は生活の中であたりまえにうどんを食べるというが、こんなおばさんでも二杯も食べてしまうほどなのだろうか。
 俺の注文した冷やしうどんは、想像通りしっかりとしたコシが印象的で、『食いちぎる』という感覚で食べなければならない。つけ汁のおろし生姜がさっぱりとしていて、これは発見だった。うまいうまい、とココロの中でうめきながら、あっという間に平らげる。
 少なめを注文したので、胃袋は全く余裕あり。さあ、これからうどん行脚の始まりだ。
 一軒目で冷たいうどんを食べたので、やはり温かいうどんも制覇すべきであると判断し、天ぷらうどんがオススメだという『手打ちうどん 義経』を二軒目に選択。
 目の前でばしばしとうどんを叩き、延ばしている様子を眺めながら、あつあつの天ぷらうどんを食べた。ここのうどんはそれほどコシがあるわけではないが、関西風のだしとからんでシンプルに美味い。ここでも控えめに“中”サイズを注文したのだが、ありゃどう見ても大盛りボリュームだった。
 汗だくになって店を出たが、まだまだ胃袋は讃岐うどんを求めているようだった。

(つづく)


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