前にもそんなこと書いてあったよなあ、と皆さんに言われても仕方のないような週末だった。
土曜は当然のように仕事。ほぼ定時に事務所に出社し、さてどれから手をつけようか……などとのんきなことを考えながら席に着く。世の中は休みだという事実がすこしだけココロに余裕を持たせるが、実際はいつもと同じように仕事をこなさなければならない。 どうも太平洋上に停滞する季節外れ(だと思うのだが)の台風のおかげで、外は雨。本当は営業車を駆って物件確認に出掛けようと思っていたのだが、たまたま休日出勤してきた同僚達が多く、なんとなく事務所を出そびれてしまった。そのままダラダラと事務仕事を片付けてゆき、夕方からちょっとしたバトル気味の打ち合わせを経て、19時半終業。ちょうどその時間に「××で呑んでいるから、来い」と先輩社員から事務所に電話があり、あわてて駆けつけた。お好み焼き、ねぎ焼きなどなど。そのあと「もう一軒行こう」と、この界隈では想像も出来なかったようなシブいバーでハーパーを三杯。久しぶりに、ハーパーなんて呑んでしまった。 日曜日は朝遅い時間までベッドを抜け出ることが出来なかったが、昨日やり残した物件確認をこなすため、昼近くに出勤、そのまま営業車で走り出した。四件くらいの物件を見て回り、夕方のいい時間になっていた。はじめからめぼしを付けていたスーパー銭湯まで足を伸ばし、じっくり1時間半、この一週間の疲れを洗い流した。
とまあ、書いている本人が本気でつまらない、と思うような週末を過ごしてしまったわけだが、“この週末”を俺がどこで過ごしたかというと、実は愛媛県松山市。 「またか」という声が聞こえてくるのを無視して言うと、いつぞやお話したように、わが社は愛媛県に新規出店することになっていて、その準備室の応援として2ヶ月間、つまり来年の1月末までの長期出張を言い渡されているのだ。昨年ほぼ同時期には滋賀県大津市で極寒の日々に絶えぬいたわけだが、今年は四国は愛媛県。まったくもう、という感じだ。 こんな環境で、俺は年賀状が作れるのか。仲間との忘年会に出席できるのか。そもそも年末年始に帰ることが出来るのか。不安は尽きない。
|