2004年01月06日(火) |
さあ、忙しくなってきた |
予想通り世の中は本日から本格的に動き出したようだった。事務所の近所の長崎ちゃんぽんを食わせる中華料理店はほぼ満席、なんとか片隅の席を確保できたが危うく昼食を求めて彷徨うところであった。池袋の本社近くで昼食難民になるのならいざ知らず、松山市内で昼食難民、というのはどうも釈然としないものがある。 世の中の動きと同様に、俺の仕事も朝から忙しかった。同僚(と呼ぶにはおこがましいほどの大先輩達ばかりなのだが)の皆さんは自分のタイミングで、それも社内的にはかなりギリギリになってからアレを頼むコレを頼むだのと俺に言ってくるので、こちらはそれに振り回されてばかりだ。一方では、松山事務所の仕事についてはとりあえず俺に聞け──ということになっているので池袋本社からの問い合わせ電話はひっきりなしにやってくる。 さすがに午後4時を過ぎるころに、俺はキレかかっていた。 そんなタイミングで嵐は再びやってくる。 『ちょっとこっちの仕事がおっつかないので、応援に来てくれませんか。●●部長の了解はもらってるんで』 ここ愛媛県と同様に、徳島県でも新規出店のための店舗開発活動は行われていて、その事務方応援に来て欲しいとの事。メインの松山での仕事もかなりスケジュール的にかなり逼迫しているのに、大丈夫なのか。結局、今週の木曜・金曜の二日間、そして来週末は徳島県へ滞在することとなった。ちなみに愛媛県と徳島県はどれくらい離れているかというと、高速道路をまるまる3時間すっ飛ばすくらい。……。 池袋本部の上司から電話がかかってきた。 『来週の月曜日から3日間、決まったから。韓国出張』 「──やっぱりボクが行くんですね……」 『そうだよ。君はとりあえず海外旅行するつもりの準備だけしてくればいいから。準備はこちらでやっておくからさあ』 「……」 来週の月曜日から3日間、韓国にあるわが社の関連会社の視察に行かねばならない。なにが海外旅行のつもりで、だ。韓国から戻ったらその報告書の作成は俺がやることになるに決まっている。当然、不在の間の松山での仕事がかなり滞っていることは想像に難くない。そしてすぐまた徳島県へ応援に行かなければならない。 さあ、忙しくなってきた。 一月いっぱい、という約束で松山に長期出張に来ているわけだが、俺は本当に池袋に戻ることが出来るのだろうか。
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