2004年01月13日(火) |
極寒のコリアン・レポート 其の弐 |
慣れない海外出張に多少なりとも緊張感があるのか、目覚まし代わりのケータイ電話のアラームよりも早く目が覚めた。韓国出張、二日目。 本日は今回の出張のメインテーマである韓国のFMの店舗視察である。現地の開発課長の案内で、ソウル市内と郊外の店舗及び競合店をじっくり見て回るわけだが、その状況をいちいちココに書いていたらほとんど業務報告書になってしまうので(第一、読んでいる方は面白いわけがない)、当然のようにここでは割愛。 冒頭に海外出張の緊張感、などと書いてしまったが、実際のところそんなものは微塵もない。これがまたアメリカ辺りだとまた違う感覚があるのだろうが、自分がパスポートを使って入国してきた“外国”にいるなんて意識は昨日からどこかに置き忘れてしまった。俺が滞在しているのがソウルの市街地であること、周りを歩いているのが日本人と同じような顔をした連中ばかりだということ、なにより町並みに“外国”が感じられないこと。空港からソウル市内に入ってくる田園風景も、市街地も繁華街も、ほとんど日本のそれと変わりは無い。どちらかといえば、昨年2度訪れた博多にいるような感覚に近い。現に、ソウルの夜は歩道にいくつか屋台が出現して、OL風の若い女性たちまでもがここでおでん(のようなもの)を立ち食いしているのである。ま、もう少し観光でもすればまた違うのかもしれないけれどね。
朝から夕方の4時過ぎまでレンタカーで移動していたのだが、天気はいいもののびっくりするくらいに寒い。我々一行が到着する頃に降っていた雪が路面の日陰のところに凍り付いて残っていた。韓国という国は寒い国なのだ、ということを改めて実感。そういえば、昨日の会食の居酒屋も、今日の昼飯にコムタンスープを食べた食堂もすべて“床暖房完備”だった。寒がりの俺にはありがたい。そうだ、夜に訪れたサウナ「サハリン・スパ」の脱衣所もばっちり床暖房だったなあ。韓国の床暖房率はかなり高いと見たぞ。 なお、スーパー温泉好きを韓国でも発揮した俺が訪れた「サハリン・スパ」での模様は、いずれ『韓国「サハリン・スパ」にアジア経済の明日を見た(仮)』にて紹介予定。
明日の夕方の飛行機で帰国。ま、同行の人たちが俺よりずっと年上の人たちばかりで、正直ツマラない出張ではあった。とっとと帰って日常業務に復帰したい、という気分でもある。すぐに松山へ戻らなきゃいけないんだけどねえ。
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