のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2004年03月14日(日) 旅に出たい

 金曜日の夜、久しぶりに高校時代の仲間と呑んだ。久しぶり、高校時代の仲間、と言っても日常的にくだらないメールのやり取りをしていたりするわけで、ほぼ日常のどこかにはその存在を感じている仲間である。今となっては親兄弟の次に付き合いの長い友人だ。これからこんな深い付き合いの出来る友人がどれだけできるのだろうか、なんてことを芋焼酎のお湯割りをちびりちびりやりながらふと考えたりもした。
 いや、そういう話じゃなくて。
 この仲間と呑むときは、どう最近忙しいのかい、などという近況報告的な仕事の話をすることはあっても、それ以上の、例えば会社の愚痴だったり上司の悪口だったり会社の業績を嘆いたり誇ったり、というような話にはならないのが有難い。話題といえば、特にナニかに役立つわけでもない、三十路も半ばを過ぎようとしてこんな話でげらげら笑っていていいのか、というようなどうでもいい話ばかりだ。勿論、それが楽しいのだけれどね。

 で、俺は旅に出たい、というような話をした。
 今、俺がいちばん行きたいところは“無人島”。松山の出張生活で飛行機の移動が多くて、そのときに読んだ機内誌の読者欄に載っていた無人島の経験談が俺をすこしだけ揺り動かしたようだ。
 穏やかな陽光の下、その名の通り誰もいない島の砂浜でただ海を眺めながらぼんやりとする。ちょっと読みふけってみたい文庫本の世界に突入してみる。キャッチボールをする(誰とだ)。そんな一日を『のづ随想録』のネタにノートパソコンへ打ち込む──。
 沖縄あたりにはたくさんの無人島があって、地元の漁船などと話の折り合いをつければ無人島への往復の足になってくれるらしい。本格的なキャンプ生活を満喫しようなどという気合はないので、まあせいぜい一日過ごせれば十分だ。

 無理やり休暇をとって、無人島に行きたい。


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