2004年06月11日(金) |
誰の前で永遠の愛を誓いますか |
特にポータルサイトにしている、というわけではないのだが、朝、出勤してパソコンの電源を入れてインターネットに繋げる時、とりあえず「Yahoo!」を開いてしまう。飛びぬけて便利なサイトということではなく、単に“慣れ”の問題だろうか。検索ができて、ざっとその日のニュースの見出しがあって、ちょいちょい使う“乗換案内”機能があって、似たようなポータルサイトは数多あるけれど、まあひとまず「Yahoo!」を使っていれば事は足りるような気がする。 先日、「颯爽」を呑みながら「Yahoo!」を眺めていたら、こんなニュースがあった。
『園内レストランの店長と店員が象前結婚式』
――ええと、どこからツッコもうか。俺は袖をたくし上げた。 恐らく「ぞうぜんけっこんしき」と読めばいいのだろう。他に読みようがないし。“神前”とか、ちょっとフランクに“人前”というのは聞いたことがあるが、このカップルはどうやら“象前”を選んだ。 “神前”というのはそれこそ神様の前で永遠の愛を誓う結婚式であり、“人前”は「ボクたちの新しい出発と、力合わせてふたりで歩いていきますとかいうことを皆さんの前で宣言します」てなものだろう。 彼らは、よりによって象の前で永遠の愛を誓った。象だよ、象。ぱおーんって鳴くの。 こんな画が想像できる。タキシードにウェディングドレスの若い二人を何千、何万という象が取り囲んでいる。象前結婚式だもの。続いて披露宴会場に場は移るわけだが、やはり招待客は象のみ。長い鼻で巧みにリンゴなんかを口に運んでいる。むこうでは鼻から大量の水を噴出して水浴びしてるし、こちらではぼとりぼとりとウ○コをしている。
記事には、こうある。 『──周囲が02年のオープン以来初の園内挙式を勧め、園も許可した。』 いやいやいや、“初”もへったくれもない。そんなこと、あまりしたくない。象前結婚式だなんてことを安易に人に勧めるものではないと思うが。園も許可すんなよ。人に勧められて象前結婚式に決めた君たち二人にも問題はあるぞ。 だが、しかし。 やっぱり面白い。いろんな画が想像できて、これは面白い。 俺の友人や会社の同僚にも独身のヤツはいるので、ゼヒ「象前結婚式」を勧めてみよう。ただ、あまり奇をてらって「虫前結婚式」なんかになってしまうと体中のそこここがカユくなりそうなのでこれは気をつけたい。
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