のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2004年06月12日(土) 楽しみが少ないものですから

 あまり退屈だ退屈だと言うと、なんだオマエは結構鳥取で楽をしているんじゃないか、と思われる向きもあろうが、仕事はタイトである。退屈なのは、その仕事が終わった後だ。
 22時過ぎにその日の仕事にケリをつけたと思ってください。鳥取に来てほぼ1ヶ月、ほとんど自炊などしないものだから毎日の食事は外食に頼るわけで、その選択肢が極端に少ないこの街では目ぼしいところは殆ど制覇してしまった。まず夕食をどうするか、で悩む。
 テキトーに食事をやっつけて帰宅。関東より民放局ひとつ少ない(テレ朝系がないんです)テレビを観ようとする気もあまり起きず、すぐにシャワーを浴びる。ノートパソコンを起動し、メールなどをチェックする。その大半はメールマガジンって。毎日毎日ココを更新するほどのネタもないのでパソコンにも飽きてくる。
 ナニヲシヨウ……。
 放心状態が続いたり、意味もなくカーペットの上に寝そべったり。無為な時間だけが過ぎていく。仕事から帰ってきて大人しく寝てしまう、ということを良しとしない性格なのでとりあえず起きてる。こんなんだから“音がしないと寂しい”というだけで付けっ放しにしている深夜の「ジャパネットタカタ」が妙に楽しみになってしまうのです。

 ね、レンタルビデオでも観ないと──と言う気分になるのが分かるでしょう。

 先日も仕事帰りにビデオ屋に立ち寄った。映画通の友人Wがオススメしてくれたビデオを探してみよう。ついでに他にもなにかオススメがあるかどうか、ケータイのメールでも送ってみよう。
 こういう時のリアクションの速さはさすが俺の友人、という感じで、すぐさま彼は──恐らく仕事の手を休めて──アレはどうだ、コレを探してみろ、とメールを送ってきてくれた。
 さあ、オススメビデオ観賞記録第3弾です。

■『わが街』
 原題は「Grand Canyon(グランドキャニオン)」。そう、アメリカのあの壮大な崖壁のことですね。なんともその内容を説明するのは難しいのですが、すなおに“いい映画だった”というのが感想。
 敢えてラストシーンを言っちゃうけど、さまざまな生活の苦悩や葛藤を抱えたふたつの家族がグランドキャニオンを訪れるのです。目の前に広がるグランドキャニオンの景観。
 このラストシーンは、あの地を訪れた人なら間違いなくその時の感動を呼び起こさせるものだろうし、まだ訪れたことのない人には「悪いことは言わないから一度グランドキャニオンに行ってみなさい」と強く強く勧めたくなる。

■『ER(緊急救命室)』
 ちょっと以前に流行っていたらしいアメリカのテレビドラマ。『騙されたと思って、シリーズの第1巻だけでも観てみろ』という友人Wのメールに素直に従って観てみました。
 いかん、ハマりそうだ。テレビドラマなんかのシリーズものはこうなるからなるべく借りないようにしていたのに。だってホラ、『王様のレストラン』とか『熱中時代』とか『きらきらひかる』とか『恋ノチカラ』とか、俺が通うビデオ屋にはそのテのがいっぱいあるんだもん。
 タイトルそのまんまを舞台に、さまざまな人間模様が展開される──なんてベタなものじゃないんでしょうが、ぐいぐい引き込まれる作品です。次々と運び込まれる重症患者や急患に、医者、看護婦、事務がそれぞれの役割で対応していくのを観ていると、たまたま自分の現状がほとんど少ない人数での仕事をしているせいか、チームワークでがしがし仕事をやっつけていくというのは格好いいなあ、と。

 さあて、明日の日曜日はどうやって過ごそうかなあ。


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