| 2002年04月30日(火) |
ミラクルって・・・/「MEET THE BLUEHEARTS」 |
現在、就活中&帰省中の弟は連休明けが卒論の経過報告日らしい。 そこで資料探しのために再び大学図書館へ連れていくことにする。 二回目なので少しは慣れているだろうと放っておいたら、 4時過ぎに携帯に電話。もう帰るつもりなのかと思ったら、
「昼飯食って戻ってきたら、欲しい本が借りられていた」
「あんなの借りるヤツ、俺以外におったんやなぁ」
「すげぇミラクルじゃねぇか?」
・・・私にとっちゃお前の存在がミラクルだっつうの。 昼食からどうみても3時間は経っているのに、何故そこまで気づかない? つうか、何故昼前に借りておこうと考えないのだ? 唖然としている私にM2軍は失笑、失笑、そりゃそうだ。 仕方が無いので、市立図書館へ連れて行った。面倒な弟だこと。
本日のBGM: ・「MEET THE BLUEHEARTS」by.THE BLUEHEARTS
中学から高校にかけて、一時期THE BLUEHEARTSにはまっていたことがある。 私は元来優等生(自分で言うなよ)なのだが、音楽に関しては雑食なのである。 特にこのベスト盤は愛聴し過ぎて、テープを伸ばしたぐらい好きだった。 (これが出た後半年程で解散宣言したから動揺したんだよねぇ) 有名な「リンダ リンダ」「TRAIN-TRAIN」はもちろんのこと、 「未来は僕等の手の中」「終わらない歌」「青空」とか、 本当に今聴いても染みるなぁと思う。まさに、10代の匂い。 久々に弟の車の中で聴いて心地よかったので、今度レンタルでもしようかな。
昨日から悪友M田女史の家に泊まりにいってきた。
今回はB'zのライブビデオ(BUZZツアーだったかな?)とゴス特集を観賞。 飲んだアルコール量は2人で白ワインを一本+私だけ缶ビール。 B'zは私はそれほどファンではないのだが、ライブでのパワーには圧倒される。 確かに格好いいんだわ、稲葉さんは。それはよく分かった。 彼女はかなり年季が入ってるので、もはや盲目状態である。 ゴスについてはPVとNHKでやってた特番を観賞。 ちなみに私は安岡氏、彼女は北山氏がそれぞれ贔屓なのであるが、 最近は酒井氏の声の艶にちょっとやられ気味である。 お互い、ゴスがいいともに出ている時代から知っているため、 話し合う内容がちょっとコア・・・面白い。 そもそも好きな曲がシングルではないってのがイイ感じ。 どうしてアーティストを好きになるとどんどん有名どころからずれるのかな? ゴスに限らず、各アーティストで好きな曲がシングルである試しがない。
しかし、楽しいんだけど体力の消耗も激しい。 だって、もう眠いもの。 だから寝よう。 おやすみ。
昨日の酒が残ったせいで午前中はいまいち作業がはかどらない。 この瞬間が一番年を取ったことを実感する瞬間。 しかし、午後からは小論文を一本仕上げてみる。 いつ投稿しようかなぁ・・・あまり自信がないもので。
夕方から家族で飲みに出かける。 明日も友人と飲む予定なので、我ながらあきれる。 でも、家族と一緒だと羽目を外す事もないのでセーフ。
本日の一本: ・「みんなのいえ」(2001/日)
三谷幸喜氏の映画2本目。 弟がレンタルしてきたものを横取りして先に観てしまった。 最初に三谷氏が登場してきて見所をチョコチョコ語るのだが、 観終わった後、「アァ、確かに」と実感してしまった。 笑いあり、じんわりあり、最後は心温まる作品。 田中邦衛氏がマジでイイ味出してるのではまる。 こういう職人気質の人は大好き。その生き方に憧れてしまう。 高価なアンティークの作りに対して「こんな雑な仕事したことねぇ」、 「作ったやつは大した腕じゃない」などと言い切ってしまうところは最高。 ただどうしても分からなかった点が一箇所。 デザイナー唐沢氏、どうして壁にペンキをぶちまけたの? うまく解釈できた人っているのかしら? いるならば、是非教えていただきたいものである。
今日は新歓。 今年は院生が増加し過ぎて、M1とM2は別室。 おかげで交流が薄くてどうなることやらと思っていたけれど、 今日のコンパで少しは壁も低くなったかな? とりあえずもう寝る。 うひぃ。
| 2002年04月25日(木) |
ヤツがいる/『風光る��』 |
風呂に入ろうと洗面所に向かった。 その瞬間、違和感が走った・・・何かいる。 ここまでくると正体を知る必要は無い。 本能で危険を察知、台所にいる母親にヘルプを求めた。 母親はティッシュでヤツを丸め込むと、「さっさと入ってよ」と捨て台詞。 格好いい・・・真似できん。
ヤツの正体はナで始まりジで終わる。 夕食前、コンタクトを外していた時点ではまだいなかった。 ということは、夕食を食べ、まったりし、片づけをしている間に、 ヤツは密に排水溝から這い登ってきたというわけである。
申し訳ないが、この世で最も嫌悪する生物なのは間違いない。 これからも変わることなく不動の地位を占めるであろう。
本日の一作: ・『風光る��』(渡辺多恵子/小学館)
遂に山南さん最期の巻に来てしまったのか。 歴史漫画は最初からストーリーの骨組みが決まっているので、 こういう時はやっぱりつらい・・・うぅぅぅ。
そういえば、2004年大河は新撰組。しかも三谷幸喜! 幸せすぎて言葉が出ない。 三谷さん、マジでよろしく頼んだからね。
| 2002年04月24日(水) |
「No Control」 |
用事で滑川のほうに。 久しぶりに海を見たのは気持いいけれど、 曇天の日本海はやっぱり重い・・・嫌いではないけれど。
本日の購入品: ・「No Control」 by.THE BOOM ・「LIFE」 by.小沢健二
「No Control」は私が初めてTHE BOOMのライブに行った時のAL。 テープが擦り切れそうになったので探していたのだけれど、 まさか750円で買えるとは思っていなかった。 あの時1550円で買わなくてよかったと思いつつも、 このCDを売った人も値段を付けた人もオバカサンだ〜と思う。 特に「月に降る雨」、ライブでは最初アカペラで始まったのねぇ。 もう感動して、言葉を忘れたことを発せなかったことを思い出す。 「LIFE」も一応持っているのだけれど、ちょっと訳ありの一品なので、 改めて購入。だって、250円だったし。
今月はもう買わないでおこうと思ったのに、結局2枚購入。 安かったので、まぁいいか。
| 2002年04月23日(火) |
「Flow of Soul vol.1」 |
今日は初めての中国人留学生との勉強会。 一から古典文法を勉強するって相当難題である。 そう思うと、古典文法の授業は本当に面倒くさかったけれど、 私が今古典を専攻していられるのもあの時間のおかげなのだなぁ。 改めて先生方に感謝、頑張った自分を賞賛。
中国で人気があるのはやはりキムタクらしい。 アユも相当人気。金城武も当然人気。 「GLAYはどうですか?」と聞いたところ、 「私はちょっと・・・勿論、音楽はいいですけどね」と返される。 非常に日本的な受け答えの仕方だなとおかしかった。
本日のBGM: ・「Flow of Soul vol.1 〜TAKURO meets Vanessa-Mae〜」
GLAYの曲をヴァイオリンで演奏してしまおう企画。 買うかどうかちょっと迷ったけど、TAKURO氏が関わっている・・・ ファン心理というものは我ながら恐ろしいと思う。 ラインナップは妥当なバラードから意外なハードナンバーまで。 個人的にはやはりこのために書き下ろしたという「Francis Elena」が 一番イイ出来なのではないかなぁと思う。弦に合わせて書いてあるから。
しかし、「vol.1」って何だろう・・・ドキドキする。
「シュール」って何だろう?
今日は久々に記憶に鮮明な夢を見た。 M2メンバーでもんじゃ焼きを食べに行く。 中でも関東の大学を出てきたK氏が非常に張り切って、 「俺がが本場のもんじゃを食わせちゃる」と作ってくれる。 しかし、これがどう欲目で見ても、とてももんじゃとは思えない。 でも、彼が真剣に私達の皿に謎の物体を盛ってくれるので、 思わず「あぁ、これが本場のもんじゃなんだ」ともしゃもしゃ食べる。 そんな夢。
これは「シュール」になりますか?
「シュール」といえば、芥川賞作品って「シュール」っぽい。 川上女史だって例外ではない。 彼女の芥川賞受賞作品「蛇を踏む」は、誤って蛇を踏んだ女性の家に 蛇の化身がやってきて、彼女を蛇の世界に誘う話。 しかも、実は彼女の周囲には蛇付き人間がちゃんといるって話。 この超自然的な事態を何事もないかのように描いてしまう点がすごい。 表題作含む単行本には他にも超自然的事態がさらっと描かれている。 「夜」をテーマにしたSSの連作「惜夜記」はもう何がなんだか分からない。
背中が痒いと思ったら、夜が少しばかり食い込んでいるのだった。
こんな書き方は卑怯じゃないか? こっちは、あぁ、そうですかとしか言えないじゃないか。 漱石の『夢十夜』も実はこれに近いテンションで書かれているような気がした。
本日の一作: ・『蛇を踏む』(川上弘美/文藝春秋)
| 2002年04月21日(日) |
半年ぶりに運転手になるということ |
雨が降ると、急に寒くなる。 実際気温が低いのか、体感温度が低いだけなのか分からないが。 昨日、研究室で逢ったK氏がマリーンなシャツを着ていたのが、 まるで遠い日の出来事のように思えて、ちょっと笑える。
弟の車の修理が終わったと連絡があったが、弟は生憎留守中。 そこで、車を取りに行く役目を私が買ってでた。 父の車で店まで行き、そこから私が運転して帰ってくるのである。 両親はしぶしぶながら観念したので、半年ぶりの運転にウキウキしていると、 なんと母親が付いてくることに勝手に決まっていた・・・えぇぇぇ。 そんな所要時間20分もかからない場所なのに・・・何故? おかげで帰りの車の中は車校を思わせる重苦しさ。 いや、むしろ卒検の時の教官のほうが温和な顔をしてたっつうの。 母さん、もそっと娘を信用して、落ち着いて乗ってなさいよ。
帰ってから、久々にデフラグ実行。 1時間半もかかってしまった。 よっぽどPCに負担をかけていたことだろうと反省してみる。
先週、書いた小論文を書き直して提出。 少しはマシになったのだろうか、ドキドキするなぁ。
本日のBGM: 「The Way We Are」 by.CHEMISTRY
やっと一週間が終わってくれた。 大学が始まると、時間が一気に加速し始めるので参る。 どうしてもっと暇な間にいろいろとやっておかなかったのだろうと、 何度同じ後悔を繰返しても学習しないのは私自身なので説教のしようもない。 今日も土曜日だけど、大学まで出向いてレジュメ作成に励む。 ナンダカンダでM2のうち4/5が揃うのだから、皆同じ状況かぁ。
本日の一作: ・『溺レる』(川上弘美/文藝春秋)
奇妙な短篇がつまっている。しかも8篇も。 一応恋愛小説のようなのだけれど、1つたりとも普通の恋愛がない。 かと言って、登場人物が不幸そうなわけでもない。 個人的に好きだったのは、「百年」と「無明」。 「百年」は、一人だけ心中に成功してしまった女性の霊が、 天寿を全うした相手が自分のもとに来ない事を知る話。 ちらっと漱石の『坊っちゃん』が出てくるのがイイ。 「無明」は、あることを契機に不死となってしまった男女の日常を描く。
特徴としては、人物名が全部カタカナ表記であること。 実はカタカナって非常に無機質な印象なんだってことに気づいた。 だから、ますます作品が淡白に感じるのだなぁ、きっと。
| 2002年04月19日(金) |
O.E.K ウェルカム・スプリング・コンサート |
本日よりいよいよ近代文学演習スタート。 私の番はおそらく6月に回ってくる予定であるので、今日はK氏。 M1に初めて見せる演習でもあるため、去年とは様子が違う。 「プライドだけが俺にコレを書かせたね」と言った彼が忘れられない。
おばさんにまたまたチケットをいただいたので演奏会へ。 本当は西本智美さんが指揮台に立つはずだったのに急病により変更。 増井氏も素晴らしかったけど、西本さんを見たかった・・・
プログラム: ・喜歌劇「軽騎兵」序曲(スッペ) ・コル・ニドライ(神の日) op.47(ブルッフ) ・コンツェルト・シュテック 第1番 ヘ短調 op.113(メンデルゾーン) ・ラプソディー 第1番 Sz.87
***休憩***
・小組曲(ドビュッシー) �犠�舟にて �狭堽鵝´轡瓮魅┘奪函´献丱譽� ・バレエ組曲「白鳥の湖」より(チャイコフスキー) No.1情景 No.2情景 No.34羽の白鳥たちの躍り ・中央アジアの草原にて(ボロディン) ・大河ドラマ「利家とまつ」より颯流(メインテーマ)
前半はソリストを立てて演奏する曲。 2曲目のチェロ、やっぱりチェロはいいなぁと再確認。味わい深い。 どうして弦楽器は普段は大河のように一本の太い旋律を作るのに、 ソロになるとあんなにもくっきりと浮き上がってくるのだろう? また、ハープの魅力にびっくりする。 オケにおけるハープの役どころは本当に大きい。 後半は知った曲ばかりで安心して聴けたかな。 特にラストは地元だけあって、演奏者も聴衆も盛り上がる。 私も思わず目の前に大河の風景を思い浮かべながら聴いてしまった。 ふぅ、満足。
本日付で中国人留学生のチューターとなった。 昨年、一緒に頑張ってきた台湾人留学生は無事M1になったことだし、 今年もまた二人三脚で頑張らねば。時間は常に限られているからね。 しかし彼女は『源氏物語』を専攻したいらしいので、実は厄介でもある。 『源氏』なんて、私達だってまともに読もうと思わないのに・・・うはぁ。
外部入学のM1、S原氏と軽く会話をする。 元々社会人(しかも出版社勤務)だった彼の話は非常に刺激的。 でも、お互いまだまだぎこちないので、少しずつ慣れていかねば。
本日の漫画: ・『ヒカルの碁』(ほったゆみ&小畑健/集英社)
略して『ヒカ碁』、一躍囲碁ブームを巻き起こした漫画をT甫女史から借りる。 ずっと読みたいと思っていたけれど、まさか同輩が持っているとは。 一応何でも確認してみるもんだなぁと少し感動する。 しかし、久しぶりのジャンプコミックスだなぁ。 『ONE PIECE』10巻までを一気読みした以来だから・・・本当に久々。 この漫画家さんは絵がキレイなので、読んでいてうっとりする。 やっぱり平安貴族の格好は優雅でいい。
それにしても、囲碁世界も勿論のこと、プロ社会はやはり厳しい。 院生(囲碁学校の生徒)同士が何度も口にする言葉に、 「試験に上がってプロにならないと、何も始まらない」 というものがあって、非常に我が身に染みた。 教員だって正規採用されて始めて保障されるのだ。 負けられないぞ、と漫画にこっそり誓ってみたりした。
2日も日記をさぼってしまって、 何してたんだと聞かれたら、 勉強してたと答えよう。
嘘じゃない、嘘じゃない。
月曜日に演習分担を決めたところ、2番目ということで再来週発表。 でも、来週もちょっと入っちゃうかもねという微妙な位置に決定。 それって結局トップバッターと締め切り変わらないんじゃないのかい? ということで、レジュメ作成に四苦八苦。 修論も教職も一気にストップ(もっと器用に生きていきたい・・・) そんな中、先週書いた小論文がやはりメッタメタに言われたので、 これまた頭が痛い・・・もう一回練り直さねば、やばいやばい。
本日の一作: ・『桜姫』(近藤史恵/角川書店)
タイトルから、装丁から、何気なく醸し出される「和」の空気。 「おや?」と思って手に取ってみると、やはり歌舞伎シリーズ。 『ねむりねずみ』『散りしかたみに』ときて、最新作3作目。 今回の話は、いいねぇ。非常にいい。面白い。 ラストも珍しく救いがあって(一方ではやっぱり酷いんだけど)、 ちょっとロマンチックでもあり、平たく言えば私の好みということだ。
今作品で登場する題目は「桜姫東文章」「伽羅先代萩」 「伽羅」は「きゃら」ではなく「めいぼく」と読むことを知ったのは昨年末。 『仮名手本』の注釈をつけている時に初めて自分のミスに気づいた。 人間一度失敗すると逆にすんなり頭に入るというイイ例である。
| 2002年04月14日(日) |
獅子舞が来るということ |
日曜、快晴、予定無し。寂し過ぎないかい、我が人生。 午前中は溜まっていたメールの返信を書いたり、手紙を書いたり、 いいとも増刊号で見逃した宮さん(THE BOOMのVo.ですな)の回を見たり。 平和過ぎて、欠伸が出そうな休日を過ごしてみた。
でも、午後からは教採用の小論文を書いてみる。 計画的な勉強を、との口コミを見ての実践である。 どうも文学部の修士になんて属していると、 文章書くのは朝飯前みたいなイメージが付くらしいけれど、 「そんなわけないやろ?」と声を大にして私は言いたい。 とにかく苦手なんだよなぁ、小論文。 とりあえずつい先程一本投稿してみたので、ほっと一息。 コテンパンに言われたって負けるもんかぁっ!(こんな熱いキャラじゃないのに)
一時半過ぎに東大大学院生となったY根氏から電話あり。 今年から教免を取りたいらしい・・・頑張れ。 お互い、元気そうで何よりだと笑い合ってみる。
二時頃、春祭りの獅子舞が我が家へ来る。 もうそんな時期なんだなぁとびっくりしつつ、遠目に見学。 弟もあんな時期があったなぁと小学生男子を眺めてしみじみ思う。
大学のほうに健康診断を受けに戻っていた弟が昨日再び帰省。 家の中がまた賑やかになり、いいんだか悪いんだか。
本日の一作: ・『ドミノ』(恩田陸/角川書店)
恩田女史の『ドミノ』が図書館にあったので即ゲット。 ミステリではない・・・強いて言うならば喜劇? そもそも登場人物がハンパなく多い、覚えきれない。 慣れるまでは「コイツは誰だ?」と頁を行ったり来たリである。 納金ギリギリの保険会社、痴情のもつれから険悪になる男女、 ミス研の幹事長の座をめぐる大学生、俳句仲間のオフ会、 失った爆弾を探す過激派グループ、子役のオーディション舞台裏。 コロコロ場面が変わる中、どこかでどこかがリンクする。 舞台の暗幕、ドリフの回転舞台を見ているような感覚である。 しかし、最後にはどう収集がつくのだろうと思っていたら、 結構あっさりパタパタと片付いていったような気がする。 まさに「ドミノ」、ギリギリまで緊張させて倒れたらあっさり。 恩田女史のお得意パターンかな。
初めて外部からのM1さんに逢いました。なかなか温厚そうな人。 でも、若い女の子ばっかり(彼に比べればという意味で)なので、 馴染むまでは大変なんだろうなぁとつくづく気の毒。 まぁ、少しずつ慣れていただこう。
それにしても、今年のM1は5人が5人とも近代文学専攻かい。 来年の修論は大変だなぁ・・・U田教授、頑張ってください。 ちなみに今年は古典2名、近世2名、近代3名、語学1名で理想的。
本日の一作: ・『るきさん』(高野文子/ちくま文庫)
オールカラーコミック。 北村薫氏の『覆面作家』シリーズのカバー絵を書いていた方。 主人公るきさん、30代独身、マイペース、読書家。 友人えっちゃん、30代独身、おしゃれ好き、しっかり者。 この2人を中心に織り成されていくごくありふれた日常生活。 家事をして、お出かけして、仕事もして・・・理想的。 付かず離れずの2人の関係も理想的、非常に愛らしい。 こういう女性に憧れるなぁと思う。 そういや、北村氏の描く女性像にちょっと似てるなぁと思う。
| 2002年04月10日(水) |
『神様』/『Heavn?』 |
午前中は歯医者(ラスト一回までこぎつけたぞ)、 午後からは図書館で勉強(たまに読書も交えつつ)。 帰り際、母校の生徒がゾロゾロと自習室に入ってきた。 「古典�機廚龍飢塀颪鮟个靴董△匹Δ睛十�を試みるらしい。 懐かしいなぁ。
本日の一作: ・『神様』(川上弘美/中央公論社)
短篇集。表題作『神様』で川上女史はデビューを果たした。 「神様」はマンションの隣に住む「クマ」と女性の交流を描いた 不思議かつ心温まる話。「森のくまさん」現代版かな。 「クマ」は確かに擬人化されているんだけど、 本質は間違いなく「クマ」であるという設定が面白い。 「クマ」以外にも、人魚、河童、妖精と不思議な話が多い中、 私はこの中では「花野」が特に好きだなぁと思う。 「花野」は幽霊の話、叔父さんの幽霊。 なんとなく『センセイの鞄』にも通じるような、 この人の「もののあはれ」が滲み出ている味わい深い作品である。
本日の漫画: ・『Heaven?��』(佐々木倫子/小学館)
M木女史に借りた一作、やっぱり佐々木女史は最高です。 何度読み返しても、この間にやられてしまう〜〜。 明日返すついでに、『バガボンド��』をお貸しする予定。
どうも近頃たるんでいる。 日記を書く前に眠くて寝てしまうなんて、私は幼児か・・・ いよいよM2になってしまったというのにね。 とりあえず金曜日から講義がスタートするので、 M1と顔合わせするのはもう少し先、ドキドキする(4/5は知ってるけど)
本日の一作: ・『パイロットの妻』(アニータ・シュリーブ/新潮社)
これまたN尾女史から薦めていただいた1冊。 パイロットである夫が事故死してしまった妻が、 一緒にいる間は分からなかった夫の秘密を知ってしまう。 次々に明かされる真実に叩きのめされながらも、 必死で立ち直ろうとする(立ち直っていく)女性の物語である。 こう書いてしまうと単純(しかもありがちな秘密ではある)でも、 構成が上手いから、どんどん引き摺りこまれる。 いつの間にか展開が加速していて、気が付いたらやめられなかった。 確かにずっと一緒にいると全て知ったつもりになってしまうけれど、 実際のところ自分が知っている相手なんて氷山の一角でしかない。 何を思い、何を考え、何を抱えて生きているのかなんて分からない。 淋しいけれど、その事実を見て見ぬフリで生きているのだろうなぁ。 無意識に。
でも、自分が死んでからボロボロ秘密が発覚するのも恐ろしい話である。 ソレを思うと、当分死ねないなぁと思う(苦笑)
土曜、日曜と連続花見 in 兼六園。 天気が悪いと予想されていたわりには、昨日は曇天、今日は快晴。 いつも雨女を自称している私は本当に一安心であった。 ついでに春物も購入。
・MK KLEIN+ で春物ジャケット(もう時期終わるって) ・sm2でカーキの半端丈パンツ ・ユニクロで紺地に白ストライプのポロシャツ
しばらくは節制しようと心に決めた週末。
| 2002年04月05日(金) |
弟帰省/『おめでとう』 |
昼間、修論の準備を進めていたら、先輩から電話がかかってきた。 高校の部活の先輩だった彼は、いつの間にか大宮から栃木に異動、 先月一緒に帰省していた彼女と別れ、合コンで知り合った女性を意識している。 そこで、「女心って難しいよな」ときたもんである。 なんて忙しい人なのだろうと感心するしかないではないか。
本日の一作: ・『おめでとう』(川上弘美/新潮社)
短篇集である。 とかく、大人の女性作家が描く恋愛に不倫が多いのは何故だろう? スタンダードな純愛などを書いても商品にならないからだろうか? 不倫しているからといって特にスッタモンダが起きるわけでもなく、 むしろ気持ちいいぐらいサバサバした2人だったとしても。 でも、今作にはすごく素敵なW不倫小説がある。 「冬一日」、いつも同じ場所、同じ時間にしか逢瀬を重ねない2人が、 たまたま男性の弟が留守にした部屋で、食事をする。 いつもと違う場所、違う時間、ただそれだけのことで、 ぐっと穏やかで切ない空気が濃密になるからすごい。
「あのさ、俺さ、百五十年生きることにした」突然トキタさんが言った。 「百五十年?」 「そのくらい生きていれば、あなたといつも一緒にいられる機会もくるだろうしさ」
理由はよく分からないのだが、とにかく気に入ったフレーズ。 本当は倫理に反しているのかもしれないけれど、 この2人の関係が本当に清く満ち足りたものなのだということが分かる。 それだけに、ずっと一緒にいられないことが切なくてたまらない。 他にも、「川」(コッチは純愛)などは胸に染みた。
弟が帰省。明日から当分こちらを拠点に就職活動らしい。 鬱陶しいなぁ(苦笑)
今日は院生室の核となる同期5名と先輩2名でお花見を開催!! する予定だったのに、どんどん怪しくなる雲行きに心も曇る。 しかし、昨日満開を迎えてしまった桜を見逃すのは切ないので、 半ば強引に敢行したわけであるが、とにもかくにも寒い。 4月に入ったというのに11度、昨日は25度だったというのに11度。 しかも川沿いで行っていたために風が半端なく強い。
・・・さすがにやばいって。
久々にアルコールを啜るたびに身体が冷え込む経験をしてしまった。 1時間半ほど粘ったものの、さすがに皆の顔色が土気色になっていったので、 泣く泣く院生室にバック、ヒーターを点けて暖を取る(苦笑) それからぼちぼち空腹を感じてきたので、お好み焼きを食べに出た。 ・イカ玉 ・ブタ玉 ・チーズ玉 with 餅 ・イカやきそば ・ネギとろろ焼 ・ネギタコ玉 ・そばめし(×2) 以上を次々と腹に収めていく7人、皆本当に飢えてたのね。 つうか、院生室で主催したものじゃなければ絶対に我慢できなかった。 でも、皆でやったからこそ、いつかは笑い話になるのだろう。 本当にバカバカしいことほど頑張る院生室メンバーに乾杯。
帰り道、K氏に駅まで送っていただく。 車中でバンプのフレイムベインが流れていたのだが、
♪かみさまぼくはふるえてる/背広もネクタイも見たくないよ Tシャツに昨日しみ込んだ/タンポポの匂いが忘れらんない
「くだらない唄」のワンフレーズに来年の今頃の自分達の姿を見て小さく溜息。
今日は某教育系出版社の教職ガイダンスに参加。 周囲にやる気漲る人がたくさんいれば感化されるだろうと企んでいたが、 蓋を開いてみると今年初受験者のほうが多かった・・・そりゃそうだ。 しかも、講師はウチの大学教育学部教授・・・おまえかいっ!? そもそも大学教授なんて現場にノータッチなんだから、 理論は知ってても、現在の問題にはいまいち対応していない。 もっと都会でバリバリマスコミにも顔が売れているような人ならともかくね。 ということで、いまいちテンションが上がらない(苦笑) まぁ、ウチの研究室の教授に聞くよりはマシだってぐらいである。 分かったことはとにかく頑張れ、近道はないぞってことぐらいだな。
もう一つは私はやはり教育時事が弱い。頑張ろう。
帰り際、友人とすかいらーくで夕飯を食す。 ビビンパとキムチチゲセットを食べながら(友人はドライカレー)、 話す内容は修論のこと。こっちも頭が痛いことよ。 彼女は御伽草子、私は軍記なので、同じ教授に付いているのだが、 どちらが先に研究企画書を見せにいくかで揉めに揉める。 その前に企画書を作れよ・・・なんて突っ込みは忘れてしまえぃ。
本日の夕刊、夕方ニュースでは入社式の話題がずらずらと。 希望に満ちあふれた新社員の自信ある顔が羨ましくも頼もしい。 やっぱり学生時代を一歩抜けて、社会に出るってのは格別なのだろう。
本日の一作: ・『天狗風 霊験お初捕物控(二)』(宮部みゆき/講談社文庫)
今の季節にぴったりの作品である。 美しく桜が咲き乱れる頃、器量よしで評判の女性達が神隠しにあう話。 (時期がぴったりなだけで、物語の内容云々ではないけれど)。 今も昔も女性が美に憧れる心理というのは変わらないものである。 しかし、それが度を越してしまうと、とんでもないことになる。 必要以上に美しいものに嫉妬を覚える必要は無い、 何事も程々が一番、執念深いと碌なことがないというわけか。 だいたい美の価値基準は個人差があるからねぇ(勿論、絶対美も存在する) 作品内のもう一つのキーワードは猫。 宮部女史、確か大層猫好きだったはず・・・そのせいかはしらないが、 ずいぶん魅力的なにゃんこが出てくる。可愛い、可愛い。
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