皇帝の日記
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2010年08月05日(木) ムース

プラハに葬られている、ムースを飼っていた科学者の事だが。

おしっこを我慢し過ぎて、膀胱破裂で死んだとか言う事になっていたが、最近彼の遺髪から大量の水銀が検出された為に、CSIが再調査をチェコ政府に申請しているとの事。
暗殺者はデンマーク人で、彼の日記から「国王から暗殺しろって頼まれたっす」という記述が見つかるなど。
暗殺者が日記書いてて、しかもそんな証拠を残すだろうかと言う、不思議な話だ。

不思議ついでに、彼の事について調べてみた。
そしたら、彼のとんでもない人生が次々と明らかになったのだが、起った事柄はネットで出てくるんだけど、何故そうなったのかとか彼の心象風景が伺えない為に、「???????」の連続。
面白かったので、突っ込みどころの多い彼の人生劇場をまとめてみた。

彼の名はティコ・ブラーエ。
アリストテレス以降の天動説に異論を唱え、地球が回っていると主張した人。
天文学者ですね。

デンマーク貴族に産まれた時は双子だったが、片割れは幼児期に死んでしまう。
伯父さん夫婦には子どもが居なかったため、双子のうちどちらかをもらう約束をしていたが、ブラーエの両親が、男の子はブラーエ一人になってしまったために、これを反古にした。
そして伯父さんに誘拐されたブラーエ。

伯父さんは、ブラーエの才能を早くから見抜き、熱心に教育した。
ところが学校で数学のテストの回答に納得がいかないとして、同級生と決闘する事になったブラーエ。
これにより、鼻を無くしたブラーエは、この後金銀製の付け鼻で顔を覆っていたと言う。
ちなみに、今も残っている肖像画は、画家が「鼻があったらこんな感じでしょ」と付け足してくれたもの。

やがて神聖ローマ皇帝にチェコへ呼び出されたブラーエ。
平民の娘と恋に落ち、子どもも居たけれど、当時貴族と平民は結婚できなかった為に、社会的には生涯独身ということになっている。
チェコでは室内にムースと小人を飼っていた。
ブラーエはペットの小人をテーブルの上に置き、飯時等に楽しんでいた。
(「for fun」らしい)

チェコに住んでいたけれど、デンマークの貴族なのでデンマークにも良く帰っている。
デンマーク王国の富の1%を所有していたというので、たぶんすごい有力な貴族の筈。(誘拐犯の伯父さんが。)
そしてある日、デンマーク王のお母さんと不倫をしてしまう。
これを知った王様が、暗殺者を彼の元に送り込んだ。

・・・。

・・・ザッと、こういうような人生らしいんですが・・・。
科学者にしておくのはもったいないくらいの破天荒。
いや、科学者だからこれで良いのか。

室内ムースって臭いんじゃないの?と思ったが、鼻が無いなら解決だ。
「小人」が今差別用語かどうかと言う問題より、小人さんって飼うものなのかとか、色々あると思う。

さて、車で新生児を連れてアメリカ横断して来る予定の義妹であったが。
この一ヶ月の育児経験をふまえて、到底無理である事がわかったらしく、明日飛行機で我が家に来るらしい。
良かった。
これで安心だ。


皇帝