皇帝の日記
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2011年11月11日(金) アイロンマン

ナナがウイジの上に乗っかってたんだが、ウイジがもぞっと動いたらビクッてなって飛び退いた。
ナナ、あんたそれ座布団かなんかだと思ってたんかい?

さて、細かい事を色々やらかしてくれるコックさんだが。
ある日皇帝を呼び止めて曰く「私、和食を極めた」
なんとこの御仁。
うなぎ屋が串うつだけで3年も修行するっつーのに、数える程しか作った事無い和食極めたとのたまうか。
さらに「もう基本はわかったから、これからは私オリジナルの和食をつくるネ」



やめて

オリジナルて

「大丈夫『料理の鉄人』(アイロン・シェフ・アメリカ)て番組見て研究したアル」

いや・・・。
あれは奇をてらった創作料理の番組だから。
普通にシジミの味噌汁とか飲みたいんよ、わしは。

何故か、誰かがうさんくさい事言い出すと、脳内でエセ中国人みたいにしゃべってるように翻訳されるのであった。

そして彼女が最近作った和食(?)と言えば

細かく切られた蕎麦をポン酢にビタビタに浸けて、茹でたズッキーニと刻んだ生姜とニンニクを混ぜ込んだ、箸でもフォークでも食べにくい付け合わせとか。
花の付いている赤ちゃんズッキーニの、花の中に蟹のほぐし身を詰めた天ぷら(これもポン酢でシオシオ)とか。
生の白菜を刻んだサラダの上にトンカツwithリンゴとか。
胡椒をふったスイカのステーキ醤油味(なんらかの肉汁で香付け)とか。

さすがに、最終的に味はまとめて来ていますが、我が輩の脳内で「こういう味の筈」という食品の常識をことごとく裏切ってくれるので、美味しいのか美味しくないのかわからないという。
普通の料理を極めてはくれまいか。

そんな彼女に、「乳腺炎気味だから、脂肪分の少ない食事にして欲しい」と言ったら、その昼は拳大くらいの肉団子のチーズ巻きと、ドレッシングたっぷりのサラダだった。
そして夜は鶏肉にクリームソースかけたのと、揚げカリフラワー。
油・・・。


皇帝