皇帝の日記
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2011年12月18日(日) パニクったり

病院ネタが出たついでに、ちょっと気になっていた事を書こうと思う。

手術の時に、よく患者が酸素マスクを着けているじゃありませんか。
あれ、今回着けなかった。
イサムさんの時は、軽く死にかけていたのでちょっとの間だけ酸素マスクを着ける事態になったが、今回は始めから最後まで自力で呼吸していた。

麻酔医が来て、背骨にぶすっと針を刺すじゃないですか。
その後、徐々に半身麻酔が効いて来て、大体アバラのあたりまで感覚が無くなって行きます。
そんな上の方までしびれて来ると、困った事に今まで勝手に呼吸に協力してくれていた横隔膜あたりの筋肉までもが動きを止めてしまうのでありまする。
当然息苦しくなってきますわな。

あらやだ、私息が出来なくて死んじゃうのかしら。
と、軽くパニックになるでしょう。
麻酔医は手術中ずっと頭の上ら辺に立ちあっているので「あのー息苦しいんですけどー」と言うと、
「酸素は足りてるから大丈夫。努力して呼吸して下さい」とか言われる。

人差し指の先に、光るクリップみたいのが着けられていて、それが酸素濃度を測ってくれているらしいんだけど。
指先が光っているので、横に居るジャバ夫さんとシャイニングごっこやETごっこをしながら気を紛らわせたりしてみるも、息苦しい事には変わりなく。
苦しんでると手術が終わりに近づき、段々呼吸できるようになって来る。
すると感覚が戻ってきますわな。
今度は、感覚が完全に戻るより先に腹を閉じてくれないと困る!
とまた軽くパニックに。

パニックにならない為に、鎮静剤みたいのを打ってくれるのだけれど、今回はいらないだろうと判断されたようで、素面だったのだ。
先生、一応要るか要らないか聞いてくれれば良いのに。

これから割腹する人で、パニックしそうだったら鎮静剤はもらった方が良いよ。
お勧めしておきます。

さて、イサムさんのお迎えに行く途中に「ヤノナリ」という名の通りがあるのだが。

通る度に「織田ヤノナリ」とか「明智ヤノナリ」とか姓をくっつけて語感を楽しんでいる。
今のところベストマッチングは「石田ヤノナリ」だと思っている。

こないだヤノナリを通り過ぎる時、猫が飛び出して来たので「ネコナリ!」ってなった。
我が輩が。


皇帝