皇帝の日記
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2012年01月08日(日) 床屋

イサムさんのヘアカットに行って来た。
修羅場とはこう言う事を言うのでしょうね。
泣きわめくイサムさんを、ジャバ夫さんが押さえつけ、私が頭を押さえて、ぎゃわわわああああああぎゃわわわあああああと切って行く。
イサムさんは泣き過ぎて青っ洟が飛び出る始末。
よだれもビロ〜ンと垂れたわ。
恐るべし。
もうしばらく切りたくないから、思いっきり短くしてもらった。

辛い・・・。

他の子はわりと大人しいのに。
何がそんなに嫌なんだい?

さて、世界一不味い寿司を食べた。
いやあ不味かった。
サンタバーバラを訪れる人が、偶然にも口にしないように店名をあえて書こう。
SHINTORI SUSHI
というステートストリート沿いのお店。

シャリは小石かというくらいにガチガチで暖かい。
魚は生臭く薄く。
カウンターに座ったのだが、前の客のせいか枝豆が点々とテーブルの端に落ちている。
シェフはメキシコ人でBGMもメキシカン。
そして何故かげた一杯のガリ。
ガリだけで一杯なので、寿司は別途皿に盛られて出て来た。
注文してから料理が出て来るまで、永久に感じられる程待たされる。

なんなんだよ。
なんでシェフは「忍者」って書いてあるはちまきを巻いてるんだよ。
そして高額。
もう爆発しろ。

あまりに酷いので、しばらく寿司は控えていたのだけれど。

こないだミッション・インポッシブル4を観に行った時に、時間が余ったので映画館となりの軽薄な外観の寿司屋にぽっと入った。

出て来たのは寿司ではなかった。
寿司ではなかった証拠に、酢飯は酢が入ってない只の暖かい白米だった。
でも、料理として美味しかった。

寿司ではなく魚と野菜の握り飯だと思えば、実に美味しかった。
シャキシャキのキュウリが歯触り良く。
何故か混入している天かすも揚げたてジューシー。
シェフはやはりメキシコ人。
でも自分達の為に音楽をかけたりしていない。

だから、もし正しい寿司が作れないと思ったら、料理として正しく美味しい方向を目指して欲しいと思いました。
あと、店の雰囲気も、せめて静かにしろよ、と。


皇帝