皇帝の日記
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2012年01月11日(水) 西語断念

余裕を持ってカリキュラムを組んでたつもりですが、授業と授業の間に家に帰って搾乳して授乳して自分がご飯食べて・・・とやってると、けっこう余裕が無い事がわかりましたんで。
スペイン語は時間的に残念ながらとれなくなりそう。
びえーんびえーん無念。

さて、皆のアイドルチャムに、手編みの毛糸帽子を送ってくれたそこのアメリカンなお嬢さん!ありがとう!
でもデザインが日章旗なんだ。
ごめんよ、これはチャムに着せて学校に行かせられない。
というか、どこにも行かせられない。
危険過ぎる。

今やトヨタのプリウス大好き!ソニーのテレビ大好き!なサンタバーバリアンだけど、実は日本の潜水艦に威嚇射撃をされた事があって。
しかも日系人をキャンプに送る政策が出た時には、必要以上に張り切っちゃって、アジア人全てを市内から駆逐した為に、これだけロスに近いのに中華街が無いサンタバーバラなのでした。
いまだ記憶に新しいお年寄りが居るかもわからない。

帽子を編んでくれた子は政治的な人では無いし、むしろ歴史にも全然興味がないので、単に普通の国旗よりも編み物の柄に合っていると思ってこちらのデザインを採用したんだと思うけど。
ごめんなー。

と思いながらクローゼットにそっとしまっておいたのだが。
先日その子から電話があって、ジャバ夫さんが思い出したように「着せられないのはわかったけど、着てるところ写真に撮って、お礼のメールをしたら良いんじゃない?」と言出したのだ。
そうねー。
手編みのプレゼントだし、チャムの事を思いながら編んでくれた事自体は、とってもうれしかったし。

クローゼットから帽子を取り出してみたものの。

・・・駄目だ。

これを頭に着けさせて、戦争に息子を送り出したお母さん達の気持ちを考えたら、やっぱりとてもチャムに着せて写真を撮る事は出来ない。

そのお母さん達は、カメラも無かった人がほとんど。

子供の姿を目に焼き付けて見送ったかと思うと。

だ、駄目だ。
無理。

というわけで、プレゼントの心はありがたくいただきました。
友達を作る上で、歴史も人種も国籍も関係ない!とはいつも思っています。
でもやっぱり、最低限の世界史の勉強はしておいた方が良いんでないかな、とおも改めて思いました。
一般常識程度のね。

あと、男の子の母になったらよりいっそう反戦意識が高まっている事に気がつかされました。
戦争怖い。


皇帝